【特別映像】カート・コバーンの自殺願望は本当か!?『ソークト・イン・ブリーチ』
1994年に突然の死を遂げた米人気バンド「ニルヴァーナ」のカート・コバーンの死に迫ったドキュメンタリードラマ『ソークト・イン・ブリーチ~カート・コバーン死の疑惑~』。これまでタブーとされていた“カートの死”
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1994年4月5日、「ニルヴァーナ」のボーカル&ギター、カート・コバーンがショットガンによる頭部被弾による死体で発見された。シアトル警察は「自殺」と断定、圧倒的なカリスマ性を放つロック・スターの早すぎる死に世界中のファンが驚愕し、悲しんだ。彼の妻コートニー・ラヴは、夫カートの死の数日前、一人の私立探偵トム・グラントを雇っていた。元LA保安官でもあるグラントは、雇われた当時のコートニーの状況、不可思議な死体発見現場、地元警察によるあまりにも早すぎる「自殺」の断定、そして幾つかの断片証拠から1つの仮説を作り上げる――。
当時の捜査資料から、関係者へのインタビュー、証拠音声を元に製作され、物議を醸している本作。このたび、解禁された本編映像の一部では、カート・コバーンが、事件前から自殺願望を持っていたとされている“通説”が誤解だったことが解説されている。
カートの友人の証言によると、「いつも幸せそうで、落ち込む様子もなかった」と、その楽曲の歌詞やパフォーマンスから受けるカートのイメージとは全く違った印象を明かす。また、カート自身も、生前のインタビューで「歌詞が独り歩きしてしまっていて、含みがあるように見えるかもしれないが、深い意味はない。文字通りジョークだ」と自殺と歌詞の関係性を否定。いまは亡き彼の笑顔を目にすることもできる。
そのようなイメージが独り歩きしてしまった理由について、犯罪ジャーナリストのマックス氏は「カートは長い間、ひどい腹痛に苦しんでいて、それこそ死にたくなるほどの痛さだったそうだ」と言及し、それが全然違う意味で広がってしまったのではと考察する。事実、カートは事件から1年前の93年には、「(腹痛の)痛みは全くなくなった」とインタビューで答えていたのだ。
最後に、マックス氏は、「コートニーが時間軸をめちゃくちゃにしたんだ。カートの自殺願望は真実だと思えない」と自身の見解を述べている。死後20年以上経ても、未だ謎に包まれた“カート・コバーンの死”。“妻コートニー・ラヴの関与”説は果たして真実なのだろうか…。“真実”は、まもなくスクリーンで明らかにされる。
『ソークト・イン・ブリーチ』は12月12日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》
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