ねっとり美味しいプロヴァンスの銘菓“カリソン”とは?
プロヴァンス地方のテロワールが生んだ絶品の郷土菓子『カリソン』のご紹介。
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1920年よりエクス・アン・プロバンスの老舗菓子店、コンフィズリー・デュ・ロワ・ルネで生産されており、エクスと言えばカリソン、というほどまでに象徴的な存在となっている。
伝統を今に継承するコンフィズリー・デュ・ロワ・ルネでは、市内中心部から10分ほどの場所にあるカリソン工場をグルメ好きのために公開しており、カリソン博物館と合わせて見学することができる。
■昔ながらの製法
カリソンのレシピは昔からまったく変わっていない。
聖体のパンを使った生地の上に細かく砕いたスイートアーモンド、砂糖漬けのメロン、そしてオレンジの皮をミキサーにかけたものを流し込み、全体を「グラサージュ・ロワイヤル」と呼ばれる糖衣で包む。プロヴァンス地方は豊富なフルーツの産地であるため、フルーツの砂糖漬け主にオレンジやメロンをカリソンに使用することが多いようだ。
■善良王ルネの伝説~カリソン誕生秘話
1454年、アンジュー公であり、プロヴァンス伯爵でもあった善良ルネと笑わないお姫様、ジャンヌ・ド・ラヴァルが結婚することになった。
結婚式では笑顔になってもらおうと、善良王は宮廷の菓子職人に微笑みを形どった新しいお菓子を発案するように頼み作らせた。
その繊細な味に笑みを浮かべた姫は、王に「この美味しいお菓子をなんと名づけましょうか」と尋ね、王は「ディ・カリン・スン(抱擁、の意)」とプロヴァンスの方言で答え、そこから転じてカリソンと呼ばれるようになったと言われている、何ともロマンチックなお菓子だ。
ねっとり美味しいプロヴァンスの銘菓『カリソン』をご紹介
《グルヤク編集部》
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