忌野清志郎が歌う「上を向いて歩こう」、阿部サダヲ主演『殿、利息でござる!』主題歌に決定
いまは亡き忌野清志郎が「日本の有名なロックンロール!」と称した故・坂本九の名曲「上を向いて歩こう」の「RCサクセション」によるカバー曲が、阿部サダヲ主演の歴史エンターテイメント
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いまから250年前の江戸中期、仙台藩・吉岡宿。年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るため、知恵と工夫と決死の覚悟で立ち上がり、ついに地域を立て直した庶民たちの、まさかの実話を描く本作。
造り酒屋を営むかたわら、宿場町の行く末を心から憂える主人公・穀田屋十三郎を演じるのは阿部さん。町一番の知恵者である茶師・菅原屋篤平治に瑛太、十三郎の弟で吉岡宿一の大店・造り酒屋の浅野屋の主・浅野屋甚内には妻夫木聡、さらに時代劇初挑戦の竹内結子に、松田龍平、千葉雄大、山本舞香、重岡大毅(ジャニーズWEST)、そして、まさかの“殿”役にフィギュアスケートの羽生結弦と多種多彩なオールスターキャストの競演も大きな話題となっている。
そんな本作の主題歌に起用されたのは、日本音楽界が世界に誇る名曲「上を向いて歩こう」、しかも伝説的ロックバンド「RCサクセション」がカバーした楽曲だ。本作の池田史嗣プロデューサーは今回の起用について、「映画のラストを飾る歌を、最も敬愛するアーティストが歌った、一番大好きな日本語楽曲にできたら…。ただの夢物語として一笑に付されるかと思いきや、中村監督が『それで行こう!』と即答してくれ」実現したと語る。
さらに「たぶん交渉は困難を極めるだろうと思いつつ、恐る恐る権利元に打診してみたところ、忌野清志郎さん、(作曲者)中村八大さん共に事務所の方に予想以上に好意的に受け止めていただき、実現に至ることができました。偉大な先人の宝物のような歌を使用できたこと、幸せであると同時に身が引き締まる思いでいます」とも明かしている。
金欠にあえぐ藩で繰り広げられた庶民VSお上の、“知恵”と“勇気”と“我慢”のゼニバトルに、時代を越えた“国民的名曲”がどんなスパイスを添えてくれるのか、引き続き注目していて。
<以下、コメント>
■主演・阿部サダヲ
発表しちゃうんですね。最後、清志郎さんの声が聴こえてくるとは思っていなかったので感動しました。発表しなくていいのに…(笑)
■監督・中村義洋
プロデューサーから「どうでしょう?」と提案され、迷わず「イイね!」と答えました。歌詞はみなさんご存知の通り。久しぶりに聴いてみて、なぜこの映画を、どうしてもいま作らねばならないと思ったのか、それを思い出させていただきました。清志郎さんはこの曲をライブで演奏する時、「日本の有名なロックンロール!」と紹介していました。それには、こんなすごい曲があるんだぜ、という意味もあったと思います。それは、こんなすごい人がいたんだぜ、という、この映画を作る意義にも合致したような気がしています。
『殿、利息でござる!』は5月14日(土)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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