S・セロン&N・ホルトの“MAD”なコンビ、『ゴーン・ガール』原作者が描くサスペンスに挑む!
『ゴーン・ガール』の原作者ギリアン・フリンの「冥闇」を元に映画化する「DARK PLACES」(原題)。
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1985年、カンザス州の田舎町で母親とその娘2人が惨殺される一家惨殺事件が起こる。家の壁には悪魔崇拝を示唆する血文字が残されていた。犯人として逮捕されたのは15歳の長男・ベン。ただひとり生き残った末っ子の少女・リビーが、兄の犯行を目撃したと証言したため、ベンは終身刑を宣告された。アメリカ全土で注目されることになったこの事件後、まだ8歳だったリビーは親戚の家々を転々とし、いつしか自嘲的で、無気力な人間になっていた。そして31歳になった現在、貯えも底もつき生活費を稼ぐ必要に迫られていた。そんなとき彼女のもとに、有名事件の真相を語り合う“殺人クラブ”のから招待状が届く。兄の事件の真相が迷宮入りするまで、残り21日。“殺人クラブ”ではタイムリミットが迫る兄の事件について語れば謝礼を支払うと申し出るのだった。忘れ去りたい過去だが、生活に困っていたリビーは、お金のため、これまで決して振り返ることのなかった忌まわしき事件の真相を探り始める…。
本作は、世界39の国と地域5,270の劇場で公開され、公開週末には2,460万ドルを稼ぎだし世界的大ヒットを記録した『ゴーン・ガール』の原作者ギリアン・フリンの長編小説2作目「冥闇」を元に映画化されたもの。この「冥闇」もまた、ニューヨーク・タイムズ紙でベスト・セラーをはじめ、ニューヨーカー誌の“批評家選書”、パブリッシャーズ・ウィークリー誌の“2009 年の最高の本”など数々の賞を受賞するなど、世界中で話題を呼んだ。
主人公・ビリーを演じるのは、特殊メイクを施して連続殺人鬼を演じた『モンスター』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したシャーリーズ・セロン。過去に呪縛され、歪んでしまった自己の世界と血塗られた過去の真実と向き合おうとするヒロインを好演している。またリビーの真実探しを助ける“殺人クラブ”の主催者、ライル役には『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でシャーリーズと共に荒野を駆けずり回ったニコラス・ホルト、さらに容疑者となった兄・ベンの恋人役には、『キック・アス』のヒット・ガールでブレイクし、近日日本でも公開される『フィフス・ウェイブ』で大人の色気を見せつけた、クロエ=グレース・モレッツが扮し、これまでの出演作品で見せることのなかった艶やかな小悪魔的な魅力をふりまいている。
そして監督・脚本はナチス占領下のフランスで起こったユダヤ人迫害事件の真相を、現代のジャーナリストの取材を通して描いた『サラの鍵』のジル=パケ・ブランネールが務める。 目を疑うスキャンダラスな事件と、禍々しさと狂気に満ちた世界を漂流するリビーを軸に描いた切実な人間ドラマは、観る者の心に何を呼びかけるのか――。公開を楽しみに待ちたい。。
『ダーク・プレイス』は6月、TOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開予定。
《シネマカフェ編集部》
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