【特別映像】死を覚悟したアルピニスト・野口健が語る『レヴェナント』、生死を分けたものとは!?
レオナルド・ディカプリオがアカデミー賞「主演男優賞」、アレハンドロ・G・イニャリトゥが「監督賞」を獲得し、イニャリトゥ監督の熱烈オファーのもと日本から音楽家・坂本龍一が参加した『レヴェナント:蘇えりし者』。このほど、七大陸
映画
洋画ニュース
-
『トンイ』女優ハン・ヒョジュ、ミラノで自由を満喫!飾り気のない姿に“ほっこり”【PHOTO】
-
【特別映像】レオナルド・ディカプリオ、息子への愛が“生”の原動力!『レヴェナント』
-
「短くて面白い」が選ばれる新時代――新たな配信サービスの挑戦

レオナルドが、ハンティング中に熊に喉を裂かれ、瀕死の重傷を負った上に、目の前で息子を殺された復讐心に燃える主人公ヒュー・グラスを熱演する本作。彼の鬼気迫る演技と圧倒的な映像に、坂本氏の重厚感ある音楽が加わり、より壮大な世界観を生み出している。
今回の映像の中で、ヒマラヤ遠征の最終キャンプで悪天候につかまり、死を覚悟した経験を持つ野口氏は、「家族の存在がないと、意外と死のハードルが下がるかもしれないですね」と打ち明ける。もし、最愛の息子が殺されていなければ、グラスは生きることを諦めたのではないかと話し、死の淵から奇跡的に蘇えったのは、息子を永遠に奪われたことへの激しい怒りと復讐の執念からだと分析。「自分のためではなく 息子のために生きるということをみつけたんだと思います」と、野口さんは力強く語る。
さらに、エベレストに一緒に登った方の死を通して、「死にゆく人間の覚悟があれば、生きるということを決める側の覚悟もある」と野口さんは言う。その生きる覚悟をグラスとリンクさせながら、「主人公は息子が殺されたときに、自分は生きるという選択をとったわけですよ。その後、川に流されようが、襲われようが、その中でもずっと彼は必死になって生き延びるわけじゃないですか。あれは息子が亡くなったときに“自分は絶対に生き延びるんだ”って覚悟を決めた男の有り様かもしれないですね」と語り、最愛の息子への愛が、男の“生きる”力になっていることに触れる。
おそらくレオナルド自身も、超極寒下での撮影で身を持って体験したに違いない極限の状態。サバイバルの終わりに、彼がたどりついた境地とは何だったのか? “生”の意味を深く見つめたドラマを、スクリーンで確かめてみて。
『レヴェナント:蘇えりし者』は4月22日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
特集
関連記事
この記事の写真
/