エミリー・ブラント主演『ボーダーライン』撮影へのこだわりを語るメイキング映像公開
本年度「アカデミー賞」にて、撮影賞・作曲賞・音響編集賞の3部門がノミネートされたエミリー・ブラント主演『ボーダーライン』。
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巨悪化するメキシコ麻薬カルテルを掃討すべく、アメリカ国防総省の特別部隊にリクルートされたFBI捜査官ケイト(エミリー・ブラント)。特別捜査官(ジョシュ・ブローリン)に召集されて就いた極秘任務とは、謎のコロンビア人アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)と共に、アメリカとメキシコの国境付近を拠点とする麻薬組織を撲滅させるミッション。仲間の動きさえも把握できない常軌を逸した極秘任務、そして人が簡単に命を落とす現場に直面したケイトは、次第に善と悪の境界が揺らぎ始める――。
物語の舞台はアメリカとメキシコ国境の町フアレス。暴力、麻薬、死が日常と隣合わせに存在する無法地帯で繰り広げられる最前線での攻防を、極限の臨場感で描き出している。監督には、『プリズナーズ』『灼熱の魂』を手掛けるヴィルヌーヴ監督。撮影は『ショーシャンクの空に』『007 スカイフォール』のロジャー・ディーキンスが務めている。キャストには、主人公の衝撃的な現場に送り込まれるFBI捜査官を、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』で本格アクションを披露したエミリーが好演し、『トラフィック』でアカデミー賞助演男優賞を受賞したベニチオ・デル・トロ、『ノーカントリー』のジョシュ・ブローリンが顔を揃えた。
今回解禁されたのは、本作のメイキング映像と共に、ヴィルヌーヴ監督とロジャーが語る特別映像。まずはじめに「これほど力強くパワーのある脚本はいままでに読んだことがない」と絶賛する監督が映され、また人間の最も暗い闇に包まれた部分をみせること、それはストレスでもあるというが、監督の解釈を加え、ビジュアル・アートを制作したとも語っている。撮影監督のロジャーもまた、「80年代にメキシコの国境を題材にして多くの写真を撮っているアレックス・ウェブ(マグナムフォトなどで活躍するアメリカ人写真家)の作品を参考にした。構図のセンスや色の使い方はすばらしいと思う」と語っている。照明の使い方、キャラクターや色彩、光と闇について、冒頭のスワット車両で捜査現場へ向かうケイトのシーンの様々なプロセスを経て作られた制作秘話は必見。
また、先日続編『sicario2』(原題)の製作決定が発表され、盛り上がりをみせている本作。ますます日本公開が待ち遠しい。
『ボーダーライン』は4月9日(土)より角川シネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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