山田涼介、新人賞に輝く!共演・浅野忠信に感謝「映画に貢献できる役者になりたい」
第25回「日本映画批評家大賞」実写部門の授賞式が5月26日(木)、東京芸術劇場にて行われ、新人男優賞(南俊子賞)を受賞した「Hey! Say! JUMP」の山田涼介が…
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「日本映画批評家大賞」は、映画界を励ます目的のもと、現役の映画批評家が集まって実行するもの。1991年に水野晴郎が発起人となり、現役の映画批評家たちの提唱により誕生した、批評家による批評家だけの目で選んだほかに類を見ない賞の位置づけだ。
山田さんは今後の日本映画界を担う役者に贈る新人男優賞での受賞となった。受賞作となった『グラスホッパー』では、「Hey! Say! JUMP」で見せるアイドルとしての顔を完全に封印し、心の奥に深い闇を抱える殺し屋を見事演じ切った。受賞にあたり、山田さんは「僕は『グラスホッパー』で映画デビューしました。演じた役は若き殺し屋で猟奇的と、自分にとっても演じたことのない役だったので、初の映画でこの役が自分に務まるのかなと不安はありました。でも名誉ある賞をいただけて光栄に思っています」と、喜びで目を輝かせた。
また、山田さんは本作で共演した浅野忠信との思い出も披露し、「この撮影で浅野忠信さんとご一緒して、決闘シーンの後に血だらけのまま風呂に入ったんです。そのとき浅野さんに『山田君、もっと映画に出たほうがいいよ、頑張ってほしい』と言われたこと、胸に残ってます」と、会場に主演男優賞の授与で出席していた浅野さんに目線を配った。すると、浅野さんもうれしそうに微笑み、自身のスピーチの際に「山田君、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします」と、映画俳優としてのエールを交わし合っていた。
そのほか、『ソロモンの偽証』で新人女優賞(小森和子賞)に藤野涼子、新人男優賞(南俊子賞)に板垣瑞生が、それぞれ受賞となった。1万人の応募者から主役を射止めた板垣さんは、「人間としても俳優としても全然ひよっこな自分がこの賞をいただけたことに、喜びを感じています。家宝にしたいと思っています。またここに戻ってこれるよう、精進していきたい」と、緊張しながらもしっかりとスピーチを行った。
<第25回 日本映画批評家大賞/おもな受賞結果一覧>
作品賞:『ソロモンの偽証』
監督賞:大根仁(『バクマン。』)
新人監督賞:松永大司(『トイレのピエタ』)
主演男優賞:浅野忠信(『岸辺の旅』)
主演女優賞:多部未華子(『ピース オブ ケイク』)
助演男優賞:伊藤淳史(『ビリギャル』)
助演女優賞:満島ひかり(『駆込み女と駆出し男』)
新人女優賞(小森和子賞):藤野涼子(『ソロモンの偽証』)
新人男優賞(南俊子賞):山田涼介(『グラスホッパー』)、板垣瑞生(『ソロモンの偽証』)
選考委員特別賞:濱口竜介(『ハッピーアワー』)
ゴールデングローリー賞(水野晴郎賞):草村礼子、仁科亜季子、浜田光夫
ダイヤモンド大賞(淀川長治賞):吉永小百合、山田洋次
ドキュメンタリー賞:松本貴子『氷の花火 山口小夜子』
《シネマカフェ編集部》
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