トム・ハンクス、還暦迎えるアカデミー賞俳優が本音をポロリ!?「本当は大変なんだよ」
クリント・イーストウッド監督最新作『ハドソン川の奇跡』(9月24日公開)で主演を務め、さらに今年は『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズの最新作『インフェルノ』(10月28日公開)も控えるトム・ハンクス。本日7月9日に
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2009年1月15日、厳冬のニューヨーク。160万人が住むマンハッタン上空850mで突如起こった航空機事故。全エンジン完全停止。制御不能。高速で墜落する70トンの機体。未曽有の大惨事を救った生死を分けた30秒。そのとき、いったい何が起きたのか…?
最新作『ハドソン川の奇跡』では、『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で2度のアカデミー賞監督賞に輝くイーストウッド監督とタッグを組むことでも話題のトム・ハンクス。『フィラデルフィア』『フォレスト・ガンプ/一期一会』で2年連続の主演男優賞を手にし、さらにアメリカの世論調査「The Harris Poll」が発表する「アメリカで人気の映画スター・トップ10」で5年連続のトップを獲得。実力、人気共に兼ね備えたハンクスが、本作で3度目のオスカーを狙う。
脚本の基になったのは、サレンバーガー(サリー)機長の手記『機長、究極の決断 「ハドソン川」の奇跡』(静山社文庫刊)。航空旅客機史上最大の非常事態の中、制御不能となった飛行機をハドソン川に不時着させた驚愕の生還劇に隠された真実を、常に映画を通して時代と寄り添ってきたイーストウッドならではの視点で突きつける。ハンクスは、“全員生存”という奇跡を起こし、全米で“国民的英雄”と称された機長を演じる。
米ソの捕虜解放を描いた『ブリッジ・オブ・スパイ』では、実在の弁護士ジェームズ・ドノヴァンを演じ、世界中を感動で包んだことも記憶に新しいハンクス。それだけでなく、トラブルに見舞われた宇宙飛行士たちの活躍を描いた『アポロ13』、天才詐欺師の若者(レオナルド・ディカプリオ)と彼を追う捜査官の攻防を描いた『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』、2009年に起ったソマリア海域人質事件を描いた『キャプテン・フィリップス』など、これまでハンクスは実話を基にした作品で素晴らしい演技をみせてきた。
そして本作のインタビューでは、「本当のことを言うとね、実在している誰かを演じるというのは大変なんだよ」と本音を漏らしている。還暦という年齢から弱気な発言をしたのかと思いきや、そうではなかった。「なぜなら、(当事者の)彼らが映画をみることになるからだよ(笑)。彼らを怒らせたくないんだ」と続け、「僕はこれまで、演じた全ての人々に会ってきた」と真面目な役作りについて明かすハンクス。こうした役者として真摯に向き合う姿勢と、役を離れたときに繰り出されるユーモアとのギャップこそが、彼の魅力といえるだろう。
そんな名優ハンクスがどのようにサリー機長を演じるのか? ハンクス同様、『アメリカン・スナイパー』をはじめ実在の人物を数多く手がけてきたイーストウッド監督との初コラボレーションにますます期待が高まる。
『ハドソン川の奇跡』は9月24日(土)は丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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