のん「生活する才能ない」とユニーク発言 復帰作『この世界の片隅に』がついに公開
女優・のんが11月12日(土)、都内で行われた主演作『この世界の片隅に』の初日舞台挨拶に登壇。戦時下、日々を懸命に生きるヒロインを演じ「私は生活する才能がなくて…。毎日3食食べたり、洗濯するのが苦手です…」とユニークな発言で、会場を和ませた。
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能年玲奈から芸名変更したのんさんが、アニメ声優に挑戦した復帰作。こうの史代の同名漫画を原作に、第二次世界大戦中の広島・呉で大切なものを失いながらも、日々を胸に刻み、前を向いていく女性・すず(のんさん)を描いた。舞台挨拶にはのんさんをはじめ、片渕須直監督、音楽を手がけるコトリンゴが出席した。
のんさんは印象に残るシーンとして、すずが料理するシーンを挙げ「節約したり、着物をリサイクルしたり、一生懸命だけどどこか楽しんでいる姿がすてきだなと思った」のだとか。“生活する才能がない”のんさんも、本作を通して「生活するのが、楽しくなった」と心境に変化も。日常の幸せを問われると、「ポテトチップスとチョコレートを食べること」と照れながら、話していた。
6年の歳月をかけて本作を完成させた片渕監督は「4人で製作を始めたが、どんどん応援が増えて、たくさんの皆さんと一緒に作る映画になった。今日という日を迎えられたのは、僕だけの手柄じゃないとご記憶いただければ」と感謝の意。「まるで本当にすずさんがいるみたいだった」とのんさんの声優ぶりを絶賛し、「のんさんが、焼きそばパンを差し入れしてくれた」と秘話も明かした。
また、コトリンゴさんは「この作品に関わることができて、すごく幸せです。一生の宝物になった」と感激しきり。片渕監督に対し、「本当にありがとうございました。なかなかお礼できずに、いまここで言っちゃいました」と感謝を述べていた。
『この世界の片隅に』はテアトル新宿、ユーロスペースほか全国公開中。
《シネマカフェ編集部》
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