【インタビュー】川口春奈、制服女子高生役は「25歳になっても」衣装やメイクはスイッチ
シリーズ累計170万部突破のベストセラーコミックを、川口春奈&山崎賢人のW主演で実写映画化した…
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撮影は2015年末、当時の川口さんは20歳。「自分にとって大事な作品でもあるので『ついに公開だ!』という気持ち。撮影から公開まで1年ちょっと日が空いたけれど、自分が役に没頭していた時期は鮮明に覚えています。懐かしいし、撮影から完成までに色々な人の手を借りることによって完成したんだ、という実感があります。皆さんにどのように響くのか気になるところ」と感慨深い気持ちにある。
試写で本編は観ているが、公開後は一般客に交じってもう一度鑑賞したい。「試写で観たときとは感じることも違うだろうし、お客さんがどのような反応をして、どのような顔で観ているのかを早くチェックしに行きたい。一般のお客さんと混じって観ることによって『色々な世代の方が観てくれているんだ』という新発見もありますからね」と休日を心待ちにしている。
現役JKではない川口さんの制服姿も様になっている。「衣装やメイクって自分を役にしてくれるスイッチのような役割もあるので、制服や髪型は演じる上では重要。作品の内容やキャラクターに没頭できて吸い込まれる様な作品であれば、きっと25歳になっても制服は着ると思います。今回も違和感なく、自分の中で実年齢とのギャップは全くありませんでした」とリアル女子高生を自負。
川口さん自身は、多忙により華やかな高校生活を送ることは出来なかったという。その分本作の中で青春疑似体験。「私の高校時代は行事にもあまり参加できなかったので、劇中での夏祭りや学園祭は楽しくて、いましかできないようなことを仲間たちとやるのっていいなと思いました」。山崎さんのほか松尾太陽、高橋春織、古畑星夏ら世代の近いキャストとの共演もリアル学園感をより川口さんに与え、その感覚が作品にもフィードバックされている。
撮影は冬場に敢行。「寒かったですね、基本的に撮影はすべてが寒かった」と笑う。しかも夏祭りシーンは浴衣姿だ。「モチベーションは“やるしかない!”という気合いと、撮影が終わった先にある温かい部屋を思い浮かべること。それが出し惜しみをせずに、一発でOKを出すための秘訣。それは夏祭りシーンだけではなく、すべての撮影にいえることですが、スタッフ・キャスト全員が“やるぞ!”という同じ気持ちの現場でした」とふり返る。
こと恋愛ジャンルにおいては、寒さが味方をするときもあるらしい。「冬の撮影は肌が引き締まるので、いい表情が出ることが多い。女性が寒い中で我慢している表情って凄く可愛い。2人の淡い距離感の切なさを表せたという点では、この映画にとっての冬はとてもいい季節だったといえますね」と実感を込める。
ただ「寒い!」と思うのは撮影待機中まで。「不思議と演じている時は寒さをまったく感じませんでした。季節的には寒いししんどいけれど、それ以上に香織という役にのめり込めていたんだと思いますね」と手応えを得ている。
《text/photo:Hayato Ishii》
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