山寺宏一、“七色の歌声”に注目!『SING』本編映像
個性豊かな動物たちが60曲以上もの名曲&ヒット曲を次々と歌い上げるアニメーション映画『SING/シング』。世界で日本だけ、特別に制作された本作の日本語吹替え版から、“七色の声を持つ声優”
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倒産寸前の大切な劇場を立て直すため、コアラの支配人バスター・ムーンが思いついたのは、たくさんの動物たちに向けた“歌のオーディション”。10万ドルの賞金を目指して、個性豊かな動物たちがそれぞれ自慢の美声を披露する。日本語吹替え版では内村光良がコアラのバスター・ムーンを務めるほか、長澤まさみがヤマアラシのアッシュ、「スキマスイッチ」大橋卓弥がゴリラのジョニー、「トレンディエンジェル」斎藤司がブタのグンター、MISIAがゾウのミーナ、そして大地真央がヒツジの大物歌手ナナ・ヌードルマンを務めるなど、総勢11名の豪華声優キャストが集結する。
このたび解禁された映像は、欲張り自己チューなネズミのマイクを演じる山寺さんが、ビング・クロスビーの名曲「ペニーズ・フロム・ヘブン」を見事に歌い上げる本編シーンの一部。
欲張りで自己チュー、騙すのも、歌うのも、同じくらい軽やかにやってのけるマイクは、お金と権力、そして派手なものが大好き。フランク・シナトラさながらの美声を持つジャズ・ミュージシャンだ。劇中では、賞金目当てにバスターのコンテストに参加するが、アマチュアのほかの挑戦者たちを小バカにする、ちょっぴり意地悪な一面がありつつも、歌のスキルは抜群に高いというキャラクター。
そんなマイクを演じる山寺さんといえば、“七色の声”を持つと名高い、まさに生けるレジェンドだ。TVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の加持リョウジから、ディズニーキャラクターのドナルド・ダック、洋画ではエディ・マーフィやジム・キャリー、ブラッド・ピット、ロビン・ウィリアムズなどの声を務めるなど、その声色の幅広さは随一。先日、テレビ朝日系にて放送された「人気声優200人が本気で選んだ!声優総選挙3時間SP」では、自身が一番尊敬するという野沢雅子を超えて1位に輝いたことも記憶に新しく、魅力的な歌声の評価も高い。
映像では、劇場のコンテストの場で、自分の身の丈と同じサイズのマイクをまるでレディーを扱うかのように優しく包み込み、「ペニーズ・フロム・ヘブン」の日本語歌詞を見事に歌い上げている。オリジナル版でマイクを演じるのは、あの『テッド』で知られ、司会や歌手としてはグラミー賞にもノミネートされるほどの実力を持つセス・マクファーレン。山寺さんは今回、ネズミのマイク役を演じるにあたり、セスの歌声を聴いたことでかなりのプレッシャーを感じたそうで、「やってやろうじゃないかと息を巻いていたんですが、セスとシナトラの色んな動画を見たり曲を聴いていたら、やべーぞっと思って…。レコーディング前日はプレッシャーでなかなか寝つけませんでしたね」とふり返っている。そんな山寺さんの心配をよそに、吹き替え版の音楽プロデュースを手掛ける蔦谷好位置はその歌声を絶賛! 低く渋みのかかったダンディな歌声には、思わずうっとりとしてしまう。
劇中ではシナトラの「マイ・ウェイ」も見事に歌い上げており、フレッド・アステアの「レッツ・ダンス・ザ・ミュージック・アンド・フェイス」も披露する山寺さん。生けるレジェンドの歌声に、“チュー目”していて。
『SING/シング』は3月17日(金)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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