樋口真嗣監督、『メッセージ』監督から直筆サインをゲット!“友だち”に感激
第89回アカデミー賞で作品賞をはじめ、8部門にノミネートされた感動作『メッセージ』を引っさげ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が4月14日(金)、都内で来日記者会見を行った。
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会見には、『シン・ゴジラ』の樋口真嗣監督、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の前田真宏監督が参戦し、「『未知との遭遇』の系譜にありながら、21世紀の文法にアップグレードされている」(樋口監督)、「知的で刺激的なSF映画。本当にハートに迫る」(前田監督)と本作を絶賛した。樋口監督は、持参したヴィルヌーヴ監督の前作『ボーダーライン』のブルーレイに直筆サインをおねだり。ヴィルヌーヴ監督が“friend(友だち)”と書いてくれたことに感激していた。
映画は言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)が、巨大な飛行物体に乗り、地球にやって来た謎の知的生命体が発するメッセージを解読しようと奮闘する感動のヒューマンドラマ。アカデミー賞音響編集賞を受賞し、各地の映画賞でも47受賞、153のノミネートを果たした。
ヴィルヌーヴ監督は「映画監督にとって、同業者は最もタフな観客であり、批評家なので、国境や文化を超えて、お二人に何かが伝えられたのなら、非常にうれしいし光栄」と感激しきり。「恐らく人類史上最大の出来事を扱いながら、あくまで1人の女性の視点から描き、あまり見せ過ぎない演出を意識した。見えないものほど恐ろしいし、観客の想像力は力強いですから。その点では『ジョーズ』を参考にしました」と語った。
『ブレードランナー 2049』(10月27日公開)でもメガホンをとり、さらには一大SF叙事詩『砂の惑星』のリブートに大抜擢されており、樋口監督&前田監督も興味津々。ヴィルヌーヴ監督は「現在、ポストプロダクションの真っ最中。私自身、『ブレードランナー』の大ファンなので、あの世界観を自分なりにアレンジすることは、興奮するチャレンジであり、とても怖い経験でもありました」と進捗を報告していた。
『メッセージ』は5月19日(金)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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