秋元康、9割が演技未経験者の劇団を旗揚げ!「鹿殺し」丸尾丸一郎が脚本
秋元康がプロデューサーを務め、メンバーの9割が演技経験ゼロという新劇団「4ドル50セント」が旗揚げされることになり、8月23日(水)に記者会見が行われた。
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秋元さんが、以前から親交のあるエイベックスの松浦勝人社長から、新たなプロジェクトの発足を依頼されたことをきっかけに動き出した今回のプロジェクト。「いままでにやってこなかったこと」として劇団プロジェクトを構想し、自らトータルプロデュースを務め、脚本には近年、高い評価を集めている「劇団 鹿殺し」の丸尾丸一郎を起用。
劇団員は現時点で女性21名、男性20名の計31名。最年少メンバーは15歳で最年長は27歳。昨年秋の1か月ほどの応募期間で約5,000名の応募があり、容姿や演技力だけでなく、キャラクターなども加味しながら31名を選出した。
劇団名「4ドル50セント」は、1960年代を代表する歌姫ジャニス・ジョプリンが27歳で死んだとき、傍らには赤いマールボロがあり、手には釣り銭と思われる4ドル50セントが握られていたというエピソードに由来。秋元さんは「彼女が握りしめたかったものは、もっと違ったものだったと思う」と語り、ジャニスがつかめなかった夢をつかむという思いを込めて命名した。
秋元さんは、劇団による演劇という今回の企画について「いつかやってみたいと思っていた」と長い間、温めてきた企画であったと明かす。「僕にとっては原点で、AKB48も最初は劇団でやろうと思っていた。そういう意味で原点に戻りました」と語った。劇団のめざす方向性については「懐かしい、汗くさい、泥にまみれたものができたらと思っています」と語った。
先述のとおり、31名の約9割が演技経験ゼロ。現役の植木屋やファストフードの店員だった者、新聞配達員などバラバラの個性が集合している。また、劇団としての活動に加え、31名の中から全8名による派生ユニットも結成されることになっており、メディア向けのPR活動を行なうほか、ボーカルダンスユニットとしてパッケージのリリース、単独ライブも予定しているという。
今後、11月3日(金・祝)~5日(日)の日程で、秋元さんの原案を丸尾さんが脚本化した舞台「18クラブ」をプレ公演として青山スパイラルホールにて上演。2018年2月には新宿・紀伊国屋ホールにて旗揚げ公演が行われる予定。「クラブ18」は、ジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリクス、ジム・モリソン、エイミー・ワインハウスなど、27歳で死んだロックミュージシャンたちの総称である「クラブ27」をもじったもので、西東京市田無で夢も目標もない女子高生たちが「18クラブ」を結成するというドラマ。丸尾さんは「立ち入り禁止の田無タワーにのぼる、へんてこな物語になると思います」とその一端を明かした。
今後、劇団メンバーたちは劇団での活動に加え、各人の特性に合わせて、TVや映画、バラエティなどでも活動していくことになるという。
《シネマカフェ編集部》
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