ニコール&エルらの女の園に混乱が巻き起こる…『ビガイルド 欲望のめざめ』特報
ソフィア・コッポラがこれまでのイメージを大きく覆す新境地で“スリラー”に挑んだ監督最新作『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』。このほど、世界で日本だけという監督自らがデザインしたポスタービジュアルが完成
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ソフィア・コッポラ監督の長編6作目となる本作は、過去作品のイメージを大きく覆す新境地に挑んだ渾身作。1966年に米の女流作家トーマス・カリナンが書いた小説「The Beguiled」を映画化。本作を彩るキャスト陣には、ニコール・キッドマン、エル・ファニング、キルスティン・ダンスト、コリン・ファレルら、ソフィア映画史上最も豪華ともいえる面々が集まり、企画当初から話題を呼んだ本作は、第70回カンヌ国際映画祭にて女性監督としては56年ぶり2人目の快挙となる監督賞を受賞した。
このたび解禁されたポスタービジュアルは、女子寄宿学園の門の外から7人の女性たちを写したもの。白いドレスを身にまとい、どこか遠くを見ているような7人の表情が、ソフィアの過去作品を彷彿とさせつつも、スリラーという新たなジャンルに挑んだ監督が求めた美しくも冷ややかな世界観を醸し出している。
実はこのポスターデザインは、もともとソフィア自身が監修したもの。北米および他の国の公開時に使われたビジュアルとは違うデザインで、監督自身が、作品にマッチし、かつ最も気に入っているというデザインを、今回日本版のポスターでのみ採用することになった。
また、あわせて到着した初映像となる30秒の特報では、学園に住む7人の女性たちによって助けられたコリン・ファレル演じる兵士が、「あなたは招かれざる客」と言われながらも学園の女性たちによって介抱されていく姿が映し出される。だが、顔の火照りを冷やすニコール、なまめかしい視線を投げかけるキルスティン、そしてエルの姿や、兵士と交わる女性の姿も映し出され、次第に眠っていた欲望が目覚めていく様子が描かれる。
閉ざされた学園に住まう美しい女性たちの視線が交差し、やがて長らく守られていた秩序が崩壊していくなか、シャンデリアが落ち、松葉づえを使い必死に走る兵士に待つ運命はどのようなものなのか…。血の付いたドレスで立ち尽くすニコール、そしてコリンの「俺に何をした!」と叫ぶ声が耳に残る、スリリングで衝撃的な特報に仕上がっている。
『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』は2018年2月23日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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