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常に観客を驚かすことを考えているマシュー・ヴォーンにとって、自身初の“続編”を監督する機会となった本作。「観客は前作を気に入ってくれたが、同じことをやったら退屈だし、独創性に欠けてしまう。最初の作品とは全然違うプロセスがあったし、続編のほうが非常に難しいと感じたよ」と明かすように、再び世界を驚愕させるアクションとストーリー展開のため、イギリス文化を色濃く反映させたキングスマンと対照的に、極端にアメリカナイズされたステイツマンや、新たなる敵対組織ゴールデン・サークルなど、強烈な個性を放つ新キャラクターを多数登場させることにしたと語る。
前作が映画デビューだったエグジー役のタロン・エガートンは本作の豪華キャストについて、「最高だよ。僕からしてみれば、ピーコック(ウェールズにあるデパート)で働いていたと思った矢先に、次の瞬間にはジェフ・ブリッジス、コリン・ファース、チャニング・テイタム、ハル・ベリーのテーブル向かいに座っているんだからね。同席していることが不思議な感覚だった」とコメント。しかも、「才能ある役者たちがとても活気に溢れ、アクの強い目立ちたがりのキャラクターを素晴らしく演じきっていた」と、彼らのハジケ演技にすっかり魅了された様子だ。では、その強烈キャラたちをチェックしていこう。
アカデミー賞俳優から世紀のポップスターまで!“アクが強すぎる”キャストたち
巨大麻薬組織:ゴールデン・サークル
■ボス・ポピー 間違ったアメリカのスウィートハート
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演じるのは、『アリスのままで』で第87回アカデミー賞主演女優賞を受賞したジュリアン・ムーア。「明らかに社会病質者よ。私が気に入ったのは、彼女の欲望ね。このとても英国的なスパイの世界のなかで、典型的なアメリカらしいアイディアをもて遊んでいる」という、世界を恐怖のどん底に陥れるサイコパスに。今回のオファーはコリン・ファース経由だったという事実も!
囚われの世界的ポップスター
■エルトン・ジョン
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まさかの本人役をキレッキレに怪演! エルトンのような大物の特別出演にも関わらず、驚くほどガッツリと出演シーンが用意されており、「昔の衣装を着せられてね。(撮影は)最高に楽しかったよ!」と本人もご満悦。ポピーの悪趣味に付き合わされるエルトンのハジケっぷりを、スクリーンで堪能すべし。
アメリカのスパイ機関:ステイツマン キングスマンと同盟関係
■エージェント・テキーラ 自身満々な熱血問題児
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『ローガン・ラッキー』『マジック・マイク』でシリーズのチャニング・テイタム自身も、「拝み倒しででもこの映画に参加したかったね。カウボーイ役なら、これまでやったことがないという役でもなかったし(笑)」とハマり役を自覚するテキーラ。劇中では元ストリッパーという異色の経歴を存分に生かした謎のダンスシーンも!
■メカ担当・ジンジャー 頭脳明晰なステイツマンの紅一点
『007/ダイ・アナザー・デイ』でボンドガールも経験し、『チョコレート』で第74回アカデミー賞主演女優賞を受賞したハル・ベリーが「マシューの大ファンだから、彼の映画はやるべきだと分かっていたの。人からいつも期待される領域から出るというのほど、アーティストとして素晴らしい機会はないと感じたわ」と明かす、クールなメカ担当・ジンジャー。チャニングに言わせれば、「史上最も美しいオタク」!
■リーダー・シャンパン 威厳に満ちた豪快なリーダー
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アル中を克服したいまでも、酒を愛して口にしている豪快すぎる男。アカデミー賞に7度のノミネートを誇る名優ジェフ・ブリッジスが「私はこの続編に招待されて、飛びついたよ。これは楽しいパーティになると思ったんだ」と嬉々として参加したことを告白、ステイツマンのリーダーを貫禄たっぷりに演じている。
■エージェント・ウイスキー レーザー式投げ縄の使い手であるエース
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立派な口髭を蓄え、ステイツマンのエースとして一流の腕を持ちながら、陽気な性格で女性を口説くのも大好き。Netflix「ナルコス」やHBO「ゲーム・オブ・スローンズ」など人気TVシリーズで注目を集めたペドロ・パスカルが、くせのあるキャラを好演。「マシュー・ヴォーンは僕に地獄を味わわせてくれたよ(笑)。一度は役を逃して、その後、手に入れたんだ」と恨み節も!?
彼らによりさらにパワーアップした『キングスマン』が、新春早々に日本もブッ飛ばしてくれそうだ。
『キングスマン:ゴールデン・サークル』は2018年1月5日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。