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第75回ゴールデン・グローブ賞発表!『スリー・ビルボード』が作品賞ほか4部門受賞

第75回ゴールデン・グローブ賞が1月7日(現地時間)、ロサンゼルスで発表され、『スリー・ビルボード』が作品賞ほか4部門で最多受賞を果たした。

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『スリー・ビルボード』キャストら-(C)Getty Images
『スリー・ビルボード』キャストら-(C)Getty Images 全 30 枚
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第75回ゴールデン・グローブ賞が1月7日(現地時間)、ロサンゼルスで発表され、『スリー・ビルボード』が作品賞ほか4部門で最多受賞を果たした。テレビ部門では「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」が圧勝、ハリウッドにおける女性のパワーが大きく印象づけられた。

マーティン・マクドナー監督が脚本賞を受賞したほか、女優賞(フランシス・マクドーマンド)、助演男優賞(サム・ロックウェル)に輝いた『スリー・ビルボード』は、アメリカ南部のミズーリ州の小さな町を舞台に、娘を殺された女性が地元警察に抗議する3枚の広告看板を立てる物語。2月1日(木)から日本公開される。

『スリー・ビルボード』キャストら-(C)Getty Images『スリー・ビルボード』キャストら-(C)Getty Images
最多7部門にノミネートされていた『シェイプ・オブ・ウォーター』(3月1日(木)より公開)は監督賞(ギレルモ・デル・トロ)と作曲賞(アレクサンドル・デスプラ)を受賞した。

ギレルモ・デル・トロ-(C)Getty Imagesギレルモ・デル・トロ-(C)Getty Images
ハリウッド外国人記者協会(HFPA)の投票によるゴールデン・グローブ賞は、映画とテレビの部をドラマ部門とミュージカル/コメディ部門に分けて選出。2月のアカデミー賞の行方を占う前哨戦のハイライトの1つだ。

今年の最多受賞作はテレビ部門のリミテッドシリーズ/テレビムービー部門 の「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」。作品賞ほか女優賞、助演男女優賞とノミネートされた全4部門を制覇。一見幸せそうな家庭を築く女性たちの隠された苦しみを描き、ハラスメントや虐待といったテーマに切り込んだ同作が大きく支持された。

「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」キャストら-(C)Getty Images「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」キャストら-(C)Getty Images
最初に発表された同女優賞受賞のニコール・キッドマンは「これは友情の物語です。団結し、支え合いました」とスピーチで女性のパワーを強調。活動家だった母についてふれ、「これは虐待を扱った作品です。私たちの作品を通して変革をもたらしたいです」と語った。

ニコール・キッドマン-(C)Getty Imagesニコール・キッドマン-(C)Getty Images
ミュージカル/コメディ部門も、高校生の少女と母親を描いたグレタ・ガーウィグ監督の『レディ・バード』が作品賞と主演女優賞(シアーシャ・ローナン)を受賞。女優であるガーウィグの監督デビュー作だ。

グレタ・ガーウィグ監督&シアーシャ・ローナン-(C)Getty Imagesグレタ・ガーウィグ監督&シアーシャ・ローナン-(C)Getty Images
セシル・B・デミル賞を受賞したオプラ・ウィンフリーは「あまりにも長い間、女性たちの話に権力を持つ男性たちは女性たちの話に耳を傾けず、彼女たちは信頼されずにいました。でも、彼らの時代は終わるのです(Their time is up)」と高らかに宣言した。

オプラ・ウィンフリー-(C)Getty Imagesオプラ・ウィンフリー-(C)Getty Images
映画の部ドラマ部門作品賞のプレゼンターに登場したのは、ゴールデン・グローブ賞監督賞で唯一の女性受賞者のバーブラ・ストライザンド。「私が受賞したのは1984年です。34年も前? みなさん、Time is upよ」と語った。

バーブラ・ストライザンド-(C)Getty Imagesバーブラ・ストライザンド-(C)Getty Images

授賞結果は以下の通り。

<映画の部>
■ドラマ部門
作品賞
『スリー・ビルボード』
『スリー・ビルボード』キャストら-(C)Getty Images『スリー・ビルボード』キャストら-(C)Getty Images
女優賞
フランシス・マクドーマンド『スリー・ビルボード』
フランシス・マクドーマンド-(C)Getty Imagesフランシス・マクドーマンド-(C)Getty Images
男優賞
ゲイリー・オールドマン『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』
ゲイリー・オールドマン-(C)Getty Imagesゲイリー・オールドマン-(C)Getty Images
■ミュージカル/コメディ部門
作品賞
『レディ・バード』
『レディ・バード』キャストら-(C)Getty Images『レディ・バード』キャストら-(C)Getty Images
女優賞
シアーシャ・ローナン『レディ・バード』
シアーシャ・ローナン-(C)Getty Imagesシアーシャ・ローナン-(C)Getty Images
男優賞
ジェームズ・フランコ『THE DISASTER ARTIST』(原題)
ジェームズ・フランコ-(C)Getty Imagesジェームズ・フランコ-(C)Getty Images
助演女優賞
アリソン・ジャニー『I, TONYA』(原題)
アリソン・ジャニー-(C)Getty Imagesアリソン・ジャニー-(C)Getty Images
助演男優賞
サム・ロックウェル『スリー・ビルボード』
サム・ロックウェル-(C)Getty Imagesサム・ロックウェル-(C)Getty Images
アニメ作品賞
『リメンバー・ミー』
『リメンバー・ミー』スタッフら-(C)Getty Images『リメンバー・ミー』スタッフら-(C)Getty Images
外国語映画賞
『女は二度決断する』(ドイツ/フランス)
『女は二度決断する』キャストら-(C)Getty Images『女は二度決断する』キャストら-(C)Getty Images
監督賞
ギレルモ・デル・トロ『シェイプ・オブ・ウォーター』
ギレルモ・デル・トロ-(C)Getty Imagesギレルモ・デル・トロ-(C)Getty Images
脚本賞
マーティン・マクドナー『スリー・ビルボード』
マーティン・マクドナー-(C)Getty Imagesマーティン・マクドナー-(C)Getty Images
作曲賞
アレクサンドル・デスプラ『シェイプ・オブ・ウォーター』
アレクサンドル・デスプラ-(C)Getty Imagesアレクサンドル・デスプラ-(C)Getty Images
主題歌賞
“THIS IS ME”『グレイテスト・ショーマン』


<テレビ>
■ドラマ部門
作品賞
「THE HANDMAID'S TALE」(原題)
「THE HANDMAID’S TALE」キャストら-(C)Getty Images「THE HANDMAID’S TALE」キャストら-(C)Getty Images
女優賞
エリザベス・モス「THE HANDMAID'S TALE」(原題)
エリザベス・モス-(C)Getty Imagesエリザベス・モス-(C)Getty Images
男優賞
スターリング・K・ブラウン 「THIS IS US 36歳、これから」
スターリング・K・ブラウン-(C)Getty Imagesスターリング・K・ブラウン-(C)Getty Images
■ミュージカル/コメディ部門
作品賞
「マーベラス・ミセス・メイゼル」
「マーベラス・ミセス・メイゼル」キャストら-(C)Getty Images「マーベラス・ミセス・メイゼル」キャストら-(C)Getty Images
女優賞
レイチェル・ブロズナハン「マーベラス・ミセス・メイゼル」
レイチェル・ブロズナハン-(C)Getty Imagesレイチェル・ブロズナハン-(C)Getty Images
男優賞
アジズ・アンサリ「マスター・オブ・ゼロ」
アジズ・アンサリ-(C)Getty Imagesアジズ・アンサリ-(C)Getty Images
■リミテッドシリーズ/テレビムービー部門
作品賞
「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」
「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」キャストら-(C)Getty Images「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」キャストら-(C)Getty Images
女優賞
ニコール・キッドマン「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」
ニコール・キッドマン-(C)Getty Imagesニコール・キッドマン-(C)Getty Images
男優賞
ユアン・マクレガー「FARGO/ファーゴ」
ユアン・マクレガー-(C)Getty Imagesユアン・マクレガー-(C)Getty Images
助演女優賞
ローラ・ダーン「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」
ローラ・ダーン-(C)Getty Imagesローラ・ダーン-(C)Getty Images
助演男優賞
アレクサンダー・スカルスガルド「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」
アレクサンダー・スカルスガルド-(C)Getty Imagesアレクサンダー・スカルスガルド-(C)Getty Images

《冨永由紀》

好きな場所は映画館 冨永由紀

東京都生まれ。幼稚園の頃に映画館で「ロバと王女」やバスター・キートンを見て、映画が好きになり、学生時代に映画祭で通訳アルバイトをきっかけに映画雑誌編集部に入り、その後フリーランスでライター業に。雑誌やウェブ媒体で作品紹介、インタビュー、コラムを執筆。/ 執筆協力「日本映画作品大事典」三省堂 など。

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