『去年の冬、きみと別れ』は、予測不能の純愛サスペンス。愛する婚約者・百合子(山本さん)との結婚を控えた耶雲(岩田さん)が、かつて猟奇殺人事件の容疑者として、危険なうわさの絶えない天才カメラマン木原坂(斎藤工)の姿を暴くため、がむしゃらに取材を進め大勝負に出る。しかし、気づけば木原坂の魔の手が、百合子に及ぼうとしていた…。
「騙し合い」が話題にのぼるほど、観る者を見事に欺くできあがりとなった本作。岩田さんは作品に臨む上で相当苦労をしたようで、「撮影期間中は、暗く深く長いトンネルをずっと走っている気分でした。いつ出口が見つかるのかと、本当に暗中模索していて。監督が夢に出てくるくらい…それくらい役柄に没頭できた作品も今回が初めてです」と、瀧本監督が夢に出てくるほど、のめり込んだと明かす。

山本さんも「とにかく監督が細かくて! ある程度考えてお芝居をしても、細かく指先の動きまで全部言われるので、途中、嫌になったような(笑)」と、かなり心を砕いた現場だったことを伝えた。

この日は残念ながら欠席だったが、重要な鍵を握る役の斎藤さんの芝居の話になると、岩田さんは、「迫力満点でした。対面するシーンも多かったですし、斎藤さんの目の奥にある闇みたいなもの、すごく何度もゾッとする経験をしました。木原坂でいてくれたので、自分も役を演じる上ですごく助けていただきました」と、斎藤さんに感謝を告げた。「こんなに緊張する(舞台挨拶は)初めて」とずっと緊張していた様子の岩田さんだったが、最後には「観た方すべてが裏切られる予測不能サスペンスです。スクリーンの中で起こることから、目を離さずに楽しみください。精いっぱい演じた、魂を込めた作品です」と堂々と胸を張りアピールしていた。

『去年の冬、きみと別れ』は3月10日(土)より全国にて公開。