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実写化作品どう差別化する?土屋太鳳主演『春待つ僕ら』春名P&監督が語る

土屋太鳳、北村匠海(DISH//)らが出演する映画『春待つ僕ら』の撮影現場に潜入! さらにクランクアップを迎えての土屋さん、北村さんのコメントも到着した

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『春待つ僕ら』現場レポート(C)あなしん/講談社 (C)2018 映画『春待つ僕ら』製作委員会
『春待つ僕ら』現場レポート(C)あなしん/講談社 (C)2018 映画『春待つ僕ら』製作委員会 全 9 枚
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土屋太鳳、北村匠海(DISH//)らが出演する映画『春待つ僕ら』の撮影現場に潜入! さらにクランクアップを迎えての土屋さん、北村さんのコメントも到着した。

2014年から連載が続く同名人気漫画を実写化した本作。高校入学と同時に“脱ぼっち”を目指すも、なかなかクラスに馴染めないヒロイン・美月(土屋太鳳)、彼女が出会うバスケ部の四天王・永久(北村匠海)、恭介(磯村勇斗)、竜二(杉野遥亮)、瑠衣(稲葉友)、そして彼らとは別の高校に通うアメリカ帰りの有名バスケットボール選手で、美月の幼なじみでもある亜哉(小関裕太)らが織りなす人間模様や恋、友情を描き出す。


■平川雄一朗監督「90年代のドラマを再現しているような感じで楽しい」


『春待つ僕ら』現場レポート(C)あなしん/講談社 (C)2018 映画『春待つ僕ら』製作委員会現場の様子が公開されたのは3月中旬の撮影で、この日は土屋さん、北村さん、磯村さん、杉野さん、稲葉さんが参加。原作にもたびたび登場する物語の重要な場所で、美月のバイト先で、4人の行きつけの店となるカフェ、そしてそのカフェの向かいにあるバスケットコートでのシーンで、4人が子どもたちとバスケをプレイし、その様子を見た美月が店を飛び出し、彼らの元に駆け寄る姿などが撮影された。

メガホンを握るのは平川雄一朗監督。代表作『ROOKIES-卒業-』で高校野球を題材に男子高校生たちの青春を描いたのをはじめ、人間ドラマに定評があるが、今回はバスケットボールを軸にした男たちの友情や熱い戦いに加え、自身初の少女漫画原作で、美月、永久、亜哉の3人の三角関係など、恋愛要素を描くことが求められる。「(スポーツ×人間ドラマだけでなく)恋愛要素が入ってくるのは新鮮ですよ。『ラブジェネ』や『ロンバケ』とか、好きだった90年代のフジテレビのドラマを再現しているような感じで楽しいです」と笑顔を見せる。

『春待つ僕ら』現場レポート(C)あなしん/講談社 (C)2018 映画『春待つ僕ら』製作委員会ヒロイン・美月を演じる土屋さんについては「振り返るカットでザワっとしました。“持ってる”人が振り返るとそうなるんですよ。何かを持った女優さんだなと認識しましたし、本人にも『持ってるから大丈夫!』と言いました」と絶大な信頼を寄せる。相手役の永久を演じる北村さんに関してもやはり「彼も持ってますね」と太鼓判。「本番になると必ず(バスケの)シュートが決まるんですよ。さすが日本アカデミー新人俳優賞だなって(笑)」と惜しみない称賛を送っていた。

■実写化作品と差別化できるポイントとは?



『春待つ僕ら』現場レポート(C)あなしん/講談社 (C)2018 映画『春待つ僕ら』製作委員会ちなみに、北村さんをはじめ、四天王の4人は全員、学生時代に部活でバスケをプレイした経験を持つ。これまで『青空エール』、『君の膵臓をたべたい』など、数々の青春映画を制作してきた春名慶プロデューサーは「その(=バスケ経験者)縛りでキャスティングしたわけではないんですけど」と断りつつ、結果的に作品に与えた効果は「すごくデカかった」と明かす。「この物語の個性は何かと問われたら、バスケにひたむきな男子たちと、それをわがことのように応援するヒロインの距離感です。だから、バスケが作り物になると、ウソっぽさが出ちゃう」とバスケシーンのリアル感の重要性を説く。

その上であくまでも人間ドラマであると強調。「(劇中で)大会が2つ登場しますが、やっちゃいけないのは、単なる試合のシーンに見えてしまうこと。ヒロインの感情と共鳴してないと意味がない。スポーツ映画でもないし、勝ち負けを描きたいわけでもない。彼らが何かに向かっていく場面で、美月の気持ちもそれに乗っかっていけるかどうか? そこは監督の技量が問われるところ」と物語の中での“感情”を伝えるピースとしてのバスケのシーンの重要性を訴えた。

『春待つ僕ら』現場レポート(C)あなしん/講談社 (C)2018 映画『春待つ僕ら』製作委員会こうした点を踏まえつつ「(客層の)メインは女子中高生ですが、彼女たちに連れてこられた男の子たちが見ても、4人の気持ちに乗っかって、自分を投影できると思うし、そこがいまも数多あるこのジャンル(=少女漫画原作)の実写化作品と大きく差別化できるポイントなのかなと思います」と語った。

■土屋太鳳、北村匠海と8年ぶりに再共演「終わるのが寂しい」


『春待つ僕ら』現場レポート(C)あなしん/講談社 (C)2018 映画『春待つ僕ら』製作委員会この日も含め、撮影は快調に進み4月下旬に無事クランクアップ。撮影を終えて、土屋さんは改めて、美月というヒロインについて「未熟さとか弱さがありつつ、いろんなことを乗り越える強さが共感いただける魅力になるかなと感じています」と語る。

胸キュン必至の数々の恋愛シーンの中でも、特に印象的なシーンとして「ナイトロケのラストシーン」を挙げ「ドキドキした」と告白。相手役の北村さんとは10代の頃に『鈴木先生』でクラスメイトの役で共演して以来の再共演だが「匠海くんとは8年前に共演して、(役者を)続けてこなかったら、またこういう風に共演できなかったので、素敵なシーンを撮れたのは、良かったなというか、感慨深かったです」と語り「私と同じくらいの背丈のときに共演して、(8年を経て、ヒロインとして)永久と全力で出来るのは楽しかったですし、背も大きくなっているなと思ったり。人としても役者さんとしても大きくなっていて、大きな器になられたなっていう印象です。終わるのが寂しいなと思いながら芝居をしました」と振り返った。

『春待つ僕ら』現場レポート(C)あなしん/講談社 (C)2018 映画『春待つ僕ら』製作委員会北村さんも、土屋さんとの共演について「太鳳ちゃんとそういうシーンをやるのが凄く久しぶりで。太凰ちゃんからも『幼なじみみたいな感覚で、なんか不思議だね~』って言われました。また共演できたことも嬉しいし、それが相手役で、想いを寄せ合っている物語っていうのが、周りの人にとっても面白く、不思議な感覚だったのかなと思います」と語っており久々の再会を楽しんだよう。作品について「本当に“THE青春ラブストーリー”と言える作品になるんじゃないかなと思います」と自信をのぞかせた。

『春待つ僕ら』は12月14日(金)より公開。

《シネマカフェ編集部》

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