■ストーリー
1800年台後半のサンクトペテルブルク。ロシア王位継承者であるニコライ2世は、世界的に有名なバレリーナのマチルダを一目見た瞬間恋に落ちる。燃え上がる彼らの恋は、ロシア国内で賛否両論を巻きおこし国を揺るがすほどの一大ロマンスとなる。父の死、王位継承、政略結婚、外国勢力の隆盛…そして滅びゆくロシア帝国と共に2人の情熱的な恋は引き裂かれようとしていた――。
■ロシア全土を巻き込んだ話題作、ついに日本でも公開
ロシア帝国最後の皇帝ニコライ2世と、マリインスキー・バレエ団の伝説のプリマとして謳われたマチルダ・クシェシンスカヤとの決して許されない恋を描いた本作。ロシア国内では「聖人」として神格化されているニコライ2世の禁断の恋とセックスを描いた話題作だ。
作品をめぐり、皇帝の名誉を傷つけるとして賛否両論が飛び交い、上映館の放火を警告するキリスト教過激派組織も登場するほど。美人すぎる元検事として日本でも有名なナタリア・ポクロンスカヤ議員は映画に対し否定的な姿勢を見せ、それを受けたプーチン大統領は「ウチーチェリ監督を尊敬している」と中立の意見を表明した。
これほどまでにロシア全土を巻きこみ、センセーショナルな話題作となった本作がついに日本でも公開される。
今回解禁となる予告編では冒頭から演技中にコスチュームが脱げてしまうアクシデントに見舞われるマチルダの衝撃的な姿が描かれている。凛とした態度で踊り続ける彼女に観劇していたニコライ2世が瞳を奪われ、本能的に惹かれ合う2人の様子や、正妻との激しいバトルも見どころだ。
『マチルダ 禁断の恋』は、12月8日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。