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本作の監督・脚本を務めたのは、これが長編映画監督デビュー作となるアリ・アスター。天才的な発想と演出、ラストへつながる恐怖の伏線をすべて回収する徹底した脚本と異常なまでの完成度は、ホラー映画の新たな到達点とまで言われている。
主演は『シックス・センス』『リトル・ミス・サンシャイン』のトニ・コレット。本作で見せる鬼気迫る怪演で、すでに来年のオスカー主演女優賞ノミネートが確実視されているほど。
製作は昨年アカデミー賞作品賞に輝いた『ムーンライト』をはじめ、今年も『レディ・バード』が賞レースを席巻したオスカー常連の映画スタジオ「A24」。設立6年目にして話題作を次々と発表し、本作でもB級扱いされがちなホラーというジャンルを、クオリティの高い作品へと仕上げた。

この度公開された予告映像では、祖母・エレンの葬儀から始まり、「祖母が遺した“何か”を受け継いだら死ぬ」というおどろおどろしいテロップとともに、想像を絶する恐怖に襲われる家族を映し出す。
暗闇に「誰か」の気配、部屋を走る不思議な光、ガラスに写った怪しく笑う自分…これは祖母が遺した“何か”を感じているからなのか? そして不気味な表情の孫・チャーリーが、鳥の死体から首を切り落とそうとしているシーンや、炎に包まれた“誰か”を見つめるトニ・コレットの姿も強烈だ。
不穏すぎるシーンと、家族の絶叫から、いったいどんな恐怖が襲い掛かるのか? トラウマになる前に、恐怖体験の一部はこちらの映像から確認してみて。
『へレディタリー/継承』は11月30日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。