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原作「若おかみは小学生!」(原作:令丈ヒロ子・絵:亜沙美)は、事故で両親を亡くした小学6年生の“おっこ”(関織子)が、おばあちゃんが経営する花の湯温泉の旅館「春の屋」で若おかみ修行に奮闘する姿を描いた人気シリーズ。
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4月よりテレビ東京6局ネットにてTVアニメも放送されて大きな話題を呼び、今回の劇場版は『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』などスタジオジブリ映画の作画監督として知られる高坂希太郎が、『茄子 アンダルシアの夏』(03)以来15年ぶりに劇場版アニメの監督を務めている。
■新海誠、奥浩哉ら著名人から絶賛の声相次ぐ
9月21日(金)の公開以降、Twitterのツイート数は映画カテゴリーランキング1位、SNS上には主人公のおっこをはじめとする劇中キャラクターのファンアートを描いてアップする人が続出。また、『君の名は。』の新海誠監督や『GANTZ』作者の奥浩哉氏、『モテキ』の久保ミツロウ氏、『ちはやふる』の末次由紀氏ら著名人からも絶賛コメントが相次いでいる。
映画『若おかみは小学生!』、素晴らしかったー! 幾度も笑わされ、何度か泣かされました。それもとても巧みで自然な演出で。アニメーションとしても技術的に見所だらけですが、物語としてとても素敵でした。まだ終わって欲しくない、もっとこの主人公を観ていたいと劇場で思ったのはいつぶりだろう。
— 新海誠 (@shinkaimakoto) 2018年9月23日
さらに、SNSでの口コミから同様に拡大公開となり、ロングラン大ヒットとなった劇場アニメ『この世界に片隅に』を想起させるという指摘もあるほか、両親を亡くした喪失感やトラウマを抱えながらのおっこの奮闘ぶりに「ガチでダークナイト」「魔女の宅急便と千と千尋の神隠しとダークナイト足して3で割った感じ」といった声や、『カメラを止めるな!』を引き合いに「この2作が2018年の同じ年に存在しているのが、まさに人の起こした『奇跡』としか言いようがない」といった声も上がるほど。
■大反響を受け、“泣けるエンドロール”の一部が到着
こうした大きな反響もあり、公開4週目も前週比92%の高稼働動員が続き、215劇場中95の劇場で前週比100%越えという異例の事態に。今週末10月19日(金)からはTOHOシネマズ日比谷、新宿、上野での再上映と、新たに渋谷、日本橋での新規上映も決定。地方でも秋田、仙台、宇都宮、ひたちなか、水戸内原、甲府、上田、ららぽーと磐田、10月20日(土)からTOHOシネマズ与次郎での再上映が新たに決定している。
そんな中、高坂監督が製作過程で描いたイメージボードが映し出される“泣けるエンドロール”の一部がWEB上で初公開! シンガーソングライターの藤原さくらによる書き下ろし主題歌「また明日」の穏やかな旋律にのせ、劇中の印象的なシーンや劇中では描かれていない物語の背景が描かれたイメージボードが流れるラストは、感涙の物語の余韻を深め、さらなる涙を誘うものとなっている。
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公開されたイメージボードは、おっことおっこの父・関正次が仲睦まじく御神楽(※舞台となる「花の湯温泉」に古くから伝承されている行事)を眺めるシーンを始め、原作でも人気の高い秋野真月やグローリー・水領、ユーレイのウリ坊と美陽といった、おっこの心の支えとなるキャラクターたちとのショットが収められた計4点。
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貴重な私服姿やジャージ姿、さらには明るく元気な性格で笑顔が印象的なおっこが見せる様々な表情が、高坂監督ならではの優しいタッチで描かれており、温かい感動に包まれる。「特に刺激の強い表現や、妬みや嫉妬と言った人の負の部分は排し、今時は珍しいかもしれませんがストレートで真面目な表現に重きを置きました」と語る“ジブリ仕込み”の高坂監督が、丁寧に仕上げたシーンの数々はどれも感動必至。
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「やはり丁寧にやっただけ、観客の方にも届くものが増えるんです。自分のできることはそれがすべて。色々な方のご意見やアドバイスをいただきながらつくった、奇跡のような作品だと思っています」とその思いを明かしている。
監督・スタッフが一丸となって作り上げた珠玉の90分間。多くの口コミで語られる「大人も泣ける傑作」の答えを、ぜひスクリーンで確かめてみて。
『若おかみは小学生!』は全国にて公開中。