1942年10月15日生まれ、1960年公開の『おとうと』で映画デビューを果たし、その後初主演作『女の賭場』が大ヒットとなり、『女賭博師』シリーズとして17本がつくられ大映の看板スターになった江波さん。
近年では、「女王の教室」「ごくせん」や連続テレビ小説「カーネーション」「べっぴんさん」などに出演。さらに、松坂桃李主演の映画『娼年』では、舞台版に引き続き上品な老女役で出演していた。

この度の急逝に関して、所属事務所は「あまりに突然の出来事に言葉もありません」とコメント。さらに、「肺気腫は長年患っておりましたが、日常生活には差し障りなく女優業に励んでおりました。現に10月22日(月)まで、NHKのラジオドラマの収録をしておりましたし、11月以降から来年にかけて、いくつかのドラマのオファーにもお引き受けすべく、私共スタッフとミーティングも重ねておりました」と明かしている。
この訃報にネットでは、「また一人、格好良い女優さんが旅立たれた」「江波杏子さんは、この間まで再放送していた朝ドラカーネーションに出ていたからショック。好きな女優さんの一人」「また一人大好きな女優さんが逝ってしまった」「嘘でしょ… ショック…」といった悼む声が後を絶たない。
また、舞台版「娼年」で共演した女優・須藤理彩は、SNSにて共演をふり返りつつ「また成長してお会いしたかったです。ありがとうございます」と悲しみの声を寄せている。
当時、主人の生死真っ只にいる中、『死はね、常に隣り合わせにあるのよ。』江波さん演じる老女の発するこの言葉をいつも袖で聞き、噛み締めていました。
— 須藤理彩 (@risa_sudou) 2018年11月2日
かっこよくて、チャーミングで、説得力があって。。。また成長してお会いしたかったです。ありがとうございます。
なお、江波さんが出演したドラマは今後も放送していく予定だという。
素晴らしい演技で多くの人々を魅了してきた江波さん――心よりご冥福をお祈りいたします。
・「カラスになったおれは地上の世界を見おろした。」
11月10日(土)22時~NHKBSプレミアム
・「山村美紗サスペンス 赤い霊柩車37 猫を抱いた死体」
11月16日(金)19時57分~フジテレビ
・「FMシアター 罵詈雑言忠臣蔵」(ラジオドラマ)
12月8日(土)22時~NHKFM
・「小吉の女房」
2019年1月11日(金)20時~(全8回)NHKBSプレミアム
11月10日(土)22時~NHKBSプレミアム
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