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『ラストエンペラー』ベルナルド・ベルトルッチ監督が死去

アカデミー賞を9部門で獲得した『ラストエンペラー』や『ラストタンゴ・イン・パリ』などで知られる、イタリアの監督・脚本家のベルナルド・ベルトルッチが亡くなった。享年77。

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ベルナルド・ベルトルッチ (C) Getty Images
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アカデミー賞を9部門で獲得した『ラストエンペラー』や『ラストタンゴ・イン・パリ』などで知られる、イタリアの監督・脚本家のベルナルド・ベルトルッチが亡くなった。享年77。

「Variety」誌によればベルトルッチ監督はがんを患っており、ローマの自宅にて月曜の朝に亡くなったという。

ベルトルッチ監督は1941年にイタリアのパルマで誕生し、裕福な家庭で育った。詩人で作家の父アッティリオの影響を強く受け、21歳のときに自身も詩で才能を開花させ賞を受賞。同年、フィルムメーカーになろうと決意し『殺し』を監督。ヴェネチア国際映画祭で上映された。

その後、大胆な性描写が賛否を呼んだ1972年の『ラストタンゴ・イン・パリ』で、アカデミー賞監督賞と主演男優賞にノミネート。後に、ベルトルッチ監督はこの作品のレイプシーンについて女優のマリア・シュナイダーに承諾を取らずにぶっつけ本番で撮影したことを告白し、再び物議を醸した。「女優としてではなく、女性としての反応を引き出すためだった」のがその理由と語った。

1990年の『シェルタリング・スカイ』では『ラストエンペラー』に続き、坂本龍一氏が音楽に起用。2003年の『ドリーマーズ』もまた、激しい性描写が満載であったが、この作品で体当たりの演技でデビューを飾ったエヴァ・グリーンは、現在も一線の人気女優として成長している。遺作は2012年の『孤独な天使たち』となった。

《賀来比呂美》

休日は猫とお酒と海外ドラマ♪ 賀来比呂美

大学で映画学を専攻、卒論のテーマに『ガタカ』を取り上げる。卒業後は映画やドラマのロケ地で有名なバンクーバーに留学し、街中に溶け込むベニチオ・デル・トロやアイス・キューブを見かけて大興奮。映画三昧の生活を送る。帰国後、数社を経て雑誌編集者として出版社に勤務。シニアの愛猫と過ごす時間を増やすべく、2016年からフリーランスライターに。執筆ジャンルは映画、音楽、ペットなど。人の話を聞くのが大好きで、俳優、ピアニスト、医師など数百名への取材経験あり。

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