【第91回アカデミー賞】『ボヘミアン・ラプソディ』が主演男優賞をはじめ最多4部門! 今年の“チャンピオン”に
第91回アカデミー賞授賞式が2月25日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、日本でも大ヒット中の『ボヘミアン・ラプソディ』が主演男優賞をはじめ、最多4部門を受賞し、今年の“チャンピオン”に躍り出た。
最新ニュース
スクープ
-
『トンイ』女優ハン・ヒョジュ、ミラノで自由を満喫!飾り気のない姿に“ほっこり”【PHOTO】
-
【第91回アカデミー賞】主演男優賞は『ボヘミアン・ラプソディ』のラミ・マレック! 初ノミネートで初受賞
-
「短くて面白い」が選ばれる新時代――新たな配信サービスの挑戦

世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカリストで、1991年に45歳で亡くなったフレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマ。移民であり、性的少数者であるフレディの激動の半生同様、本作も監督の降板劇など、完成まで多難な道のりを歩んだ。公開直後、批評家の評判はイマイチだったが、映画ファンは熱狂的に迎え入れ、一大旋風を巻き起こしたことはご存知の通り。ここ日本でも、洋画の音楽映画としては異例の興収116億円を突破し、いまも記録を更新中だ。
そんな『ボヘミアン・ラプソディ』は、フレディを“完コピ”したラミ・マレックが主演男優賞をはじめ、編集賞、録音賞と音響編集賞の最多4冠に輝く快進撃! 難航した映画製作をふり返ると、やはり編集の力は評価されて当然だと思えるし、迫力のライブシーンを生み出したサウンド面の技術者たちに光が当たったことも喜ばしい。
本作は一見、オーソドックスな伝記ものかもしれないが、根底にあるのは、マイノリティが抱える葛藤と苦闘だった。つまり、近年のアカデミー賞でやっと注目され始めた多様性のエッセンスが随所に散りばめられた、現代的な作品だったのだ。そのことにいち早く気づいたのが、批評家ではなく、ファンだった…という点は、クイーンのブレイク伝説にも重なるものがあるだろう。
とにかく、まだまだ盛り上がりが収まらない予感の『ボヘミアン・ラプソディ』。特に現在も劇場上映が続く日本では、どこまで興収を伸ばすか注目される。
生中継!第91回アカデミー賞授賞式
2月25日(月)午前8:30より生中継/2か国語版・同時通訳[WOWOWプライム]
字幕版リピート放送 2月25日(月)21:00
http://www.wowow.co.jp/extra/academy/
《シネマカフェ編集部》
特集
関連記事
この記事の写真
/