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母に捨てられ、父を亡くし、愛してくれる人を全て失った15歳の少年チャーリーが、愛馬とともに自分の居場所を探し求める姿を繊細に描きあげる本作。主人公チャーリー役の孤独、やるせない心の痛みを瑞々しく演じたのは、若き期待の新星チャーリー・プラマー。

1999年生まれの彼は映画プロデューサーの父、女優の母を持ち、2012年に長編映画デビュー。その後、本作で第74回ヴェネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞し、リドリー・スコット監督作『ゲティ家の身代金』、リチャード・ギア主演作『冷たい晩餐』(ともに'17)に出演するなど、いま最も勢いのある若手俳優のひとり。

そんなチャーリーは、インタビュー映像でオーディションでこの役を得たことを明かしており、「(脚本を)読んだ瞬間に『これはヤバイ!』って。主人公の境遇が僕にそっくりで。今でも覚えてるけど、読んだ直後に父にメールした」と、強いつながりを感じたことを興奮気味に明かしている。
その後、監督の過去作『さざなみ』や『Weekend』(原題)を鑑賞し、「これは本物だ。僕に出来る事をすべてやり尽くさなきゃ」とより一層思ったと語るチャーリー。実際にオーディションを受ける段階でテープを送りつつも、溢れる気持ちをどうにか伝えようと、監督に直接手紙を書いたそう。

ヘイ監督はその手紙を読んだ際のことを、「手紙を読んで、プラマーが主人公の特性を敏感に捉えていたことに驚いたよ。彼の演技は自然で大げさなところがなく、心の深くに感情の揺れや痛みを隠し持ちながら表現することが出来る。僕たちはそこに惚れ込んだんだ」とふり返って言う。
そうして役を得たチャーリーは、「今までもやりたい作品はいっぱいあったけど、この作品は関われるんなら何でもやるって思ってたプロジェクトだから、この作品に関われることになって、本当に嬉しくて、皆と一緒にこの映画を作れることがただ幸せだ」と念願のプロジェクトへの想いを真っすぐに語っている。
そんなチャーリーの熱心な思いが溢れる本作『荒野にて』は、いま最も勢いがある気鋭スタジオ「A24」が北米配給したことでも話題となっており、日本でも注目を集めるに違いない。
『荒野にて』はヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開中。