■ストーリー
小説家志望の青年ウィリアムは、橋の上から落ちて死のうとしていたところ、暗殺件数のノルマを達成できずクビ寸前となっている殺し屋レスリーから声をかけられる。自殺スポットに出向いては自殺志願者と契約し、引退を先延ばしにする日々を送っているレスリーは、自分が必要になったとき連絡するようにとウィリアムに名刺を差し出す。
翌日、自殺に失敗し絶望するウィリアムは、昨晩受け取った名刺に書かれた番号へ電話し、レスリーに自分の暗殺を依頼。「一週間以内に殺すことができなければ返金する」という内容で契約成立するが、その後ウィリアムに本の出版の話が舞い込み、生きる希望が湧いてしまう。「やっぱり契約破棄していいですか!?」――ウィリアムとレスリーの人生を懸けた一週間が、いま始まる!
■“死にたい小説家”と“クビ寸前の殺し屋”による究極の追いかけっこ!
本作の監督を務めるのは、今回が長編初監督となるトム・エドモンズ。小説家志望の青年ウィリアム役には『ダンケルク』のアナイリン・バーナード、殺し屋レスリー役には『スノーデン』『グランド・ブダペスト・ホテル』のトム・ウィルキンソンが抜擢された。

今回解禁された予告映像は、真っ暗な橋の上で「生きる意味とは?」「生きる価値とは?」と深刻な様子のアナイリン・バーナード演じる青年ウィリアムが橋から飛び降りようとすると、「死ぬのかね?」とトム・ウィルキンソン演じる老人のレスリーが話しかけるシーンから始まる。
幾度も自殺を試みては失敗を繰り返す“死にたい小説家”が出会ったのは、運命的にも引退を迫られる“クビ寸前の殺し屋”だった! 浮かない顔で「殺してくれるの?」と問うウィリアムに、「期限は一週間。死ななきゃ返金する」と不敵な笑みを浮かべるレスリー。こうして2人の契約は成立となり、これで無事人生が終わる!はずだった…。
しかし、1本の電話によってウィリアムの運命は180度逆転することに。電話をかけてきたのは、ウィリアムの小説を出版したいという編集者エリー。「一緒に本を作らない?」という一言で、あんなに死にたがっていたウィリアムがまさかの変心。「やり残したことができたんで、契約を取り消したい」とレスリーに伝えると、クビ寸前のレスリーはたちまち「くたばれ!」と銃を向ける。銃声と共に、お互いの人生をかけた究極の追いかけっこがスタートした!
逃げるウィリアムと追うレスリー。疾走感と爽快感が溢れる2人の追いかけっこはハプニング続出! ダメダメと手ぶりをするウィリアムを、銃を構えながらスコープで覗くレスリーは「いい死を」と決め台詞を吐きながら仕留めようとするが、失敗。さらに、一緒に逃げるうちに急接近するウィリアムとエリーの姿も垣間見える予告映像となっている。
予告と同時にビジュアルも解禁。黄色の背景に写るのは、こちらに目を向けるウィリアムと、それに反し銃を片手にウィリアムを狙うように見つめるレスリー、そして銃の上には意味深なインコ。2人の間には「死にたい小説家(でもやり残したことが!)VSクビ寸前の殺し屋(ノルマまであと一人!)」の文字が配置され、彼らの正反対の焦りが伝わってくるビジュアルとなっている。

『やっぱり契約破棄していいですか!?』は8月30日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。