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本作では、ピーター・パーカー/スパイダーマン(トム・ホランド)たちが夏休みを利用してヨーロッパ旅行に訪れる。チェコのプラハを訪れた際、オペラの席が取れたことでテンションが高い引率の先生と、対照的にオペラ鑑賞に少し不満げな生徒の様子から本映像はスタート。
そこで客席に現れたピーターとミシェル・“MJ”・ジョーンズ(ゼンデイヤ)。ピーターはこの旅行でMJと近づきたくてたまらないのだが、急遽割って入った“スパイダーマン活動”と恋敵により、思うように進まない。そんな中での貴重な2人の時間。思わずピーターは「キレイだね」と声を掛けるも「それが私の価値?」とツンデレなMJ。思わず動揺するピーターに「冗談」と言ってのけるMJも、どこかぎこちない。
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このやり取りだけでも高校生同士の初々しさが伝わるが、後ろからピーターの親友ネッド・リーズ(ジェイコブ・バタロン)と、この旅で仲良くなったクラスメイトのベティ(アンガーリー・ライス)がはしゃいでいる様子が。それを見てMJがピーターに「(オペラグラスを)一緒に使う?」と提案し、隣の席を獲得することとなったピーター。ここまでは順調なのだが、元S.H.I.E.L.D.長官ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)から突如としてイヤホンに交信が入ることで一気に暗雲が立ち込める。
秘密裏に進行しているスパイダーマンとしての活動が急展開を見せ、気を取られるばかりに、MJとの会話に集中できなくなってしまうピーター。想い人との夢にまで見たドキドキする時間を過ごすのか、はたまたヒーロー活動に向かうのか…。
彼の下した結論は、映像の最後に映る切なすぎるシーン。客席についたMJに視線を移して、名残惜しさいっぱいの表情を見せる。その切なすぎる姿は、本作を通して描かれる、高校生としての自分とヒーローとしての自分の葛藤の最高潮といえるだろう。あまりにリアルなトム・ホランドの表情に、目にした人は誰もがときめいてしまうに違いない!
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『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は全国にて公開中。