“諦めの悪さ”がもたらすリーダーシップ
最初は“引きこもり&コミュ障”の春之介だが、引っ越し奉行となったことで徐々にリーダーシップを発揮し始める。「春之介と似ている」と言う星野さんの“リーダーシップ”について聞いてみた。
「うーん…。僕自身は、リーダーシップを取ろう、みたいなことはあまり思ったことがないので分からないですけど、こうしたら一番良いんじゃないの?ということはあるので、そういう意味では、春之介の『諦めない』ところが似ているのかもしれないです」。
「何か困難に直面したときに、それを打開するアイデアがちゃんと出るまでずっと考える。こっちを立てたらあっちが立たず、みたいなことって、特にこういう仕事をしていると日常茶飯事なんですけど、それでも僕はどちらも立つまで考えたいと思うタイプです」。

「問題が起きたら、何をどう解決して、どういうアイデアを持てばそれが良い形で実現するのか、そういうことをずっと考えちゃうんですよね。だから考えるのが好きなんだと思うんです。そういう諦めの悪さ、みたいなものはずっと持っているので、もしかしたらそこが、何かを引っ張っていくことに繋がったりすることもあるかしれないですね」。
犬童監督に「いま、この役を演じられるのは星野源しかいない」と言わしめた星野さん。本作への出演が彼の俳優としての幅を広げたことは間違いない。
