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【インタビュー】「クィア・アイ」ファブ5からのメッセージ「もっと自分を愛して」

依頼者のことを“ヒーロー”と呼ぶ「ファブ5」は、依頼者に寄り添いながら“その人らしさを大切にすること”“自分に愛を注ぐこと”の大切さを教えてくれる。「クィア・アイ:We're in Japan!」で来日した彼らへのインタビューを敢行!

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Netflixオリジナルシリーズ「クィア・アイ in Japan!」
Netflixオリジナルシリーズ「クィア・アイ in Japan!」 全 10 枚
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褒めることの大切さ「生き方を変えることができる」



――皆さんがどのように褒め上手になれたのかを簡単に教えてもらえますか。

ジョナサン:誰がなんと言おうと、これまで出会った人たちは、少なくとも僕が知る限りテロリスト級の悪人はいないと思っているし、大抵の場合、何らかの形で気持ちが通じ合うことができる。僕はアメリカの田舎町の出身で、親戚の半分はトランプ支持者だ。(困ったもんだってのは)分かってる。

それでも、ほとんどの話題で根本的に意見が合わない彼らのような人たちでも、「自信を持ちたい」「自分の思いを聞いて欲しい」という彼らの思いには共感できる。そういうことなんだと思う。自分と違う部分にばかり目を向けるよりも、どこか共感できる部分を見つけることの方が気持ちが満たされる。――ただしツイッターは別。負の感情は全てツイッターで吐き出すの。そうやって負の感情を全部吐き出すことで、現実世界で出会った人たちと共感できるんだと思う。

Netflixオリジナルシリーズ「クィア・アイ in Japan!」
ボビー:ゲイの男としてアメリカで育って、これまで嫌なことを散々言われてきた身としては、人を褒めてあげることだったり、その人の良い部分を見つけてあげることが如何に大事かということを身をもって学んできた。言葉によってどれだけ傷つけられるかが分かっているから。だからこそ、言葉が人に与えるプラスの効果も、褒めることの影響力もわかっていて、誰かをちょっと褒めてあげるだけで、その人の生き方を変えることができるのも分かっているんだ。

――日本では結婚しないと幸せになれない、と言うような固定概念がまだ色濃く残っています。いつもハッピーな皆さんにとって、幸せの概念とは?

ジョナサン:何よりもまず自分を愛せなければ駄目。それ以外のことはオマケのようなもの。番組の中でも、恋愛を成就させるお手伝いをしてきたし、見ていて楽しいのは確かだけど、一番重要なのは自分自身を愛することだって僕たち全員が思っている。

近代的でも古き良き風情を残す日本の風景



――今回日本で撮影をしてみて、予想していなかった、日本ならではの独特な違いがあれば教えて下さい。

ボビー:僕は何度も来ているから日本がどんなところか分かっていた。世界で一番好きな国の一つでもあり、一番好きな街の一つでもある。秩序正しく、清潔で、全てのものが時間通りに動くのが大好きだ。日本のスタッフは絶対に優秀だろうと期待していたし、全てが順調に進むと思っていた。さっきも言ったけど、意思の疎通を図る上で言葉の壁という面で少し不安はあったけど、そんな心配も無用だった。なんの問題もなく気持ちが通じ合うことができた。だから予想外のことは特になかった。そこが日本のいいところでもある。期待を裏切らない。

ジョナサン:僕は日本の美しさに驚いた。東京も日本も今回初めて来た。初めて来てみて、「ヤバい」って思った。古い伝統的な建造物が真新しい建物と隣り合わせで立ち並んでいて、至る所にちょっとした穴場のような味のある路地裏が存在する。街中を当てもなく歩いていても、迷子になるという感覚にならない。とにかくもう、最高。

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アントニ:僕からも一つある。僕にとっては今回初めてのアジアで初めての日本だったんだけど、日本の何が好きかって、例えばカナダやアメリカだと全てが近代的で、みんな真新しいものを求める。一方でヨーロッパに行くと古いものに対する敬意が重んじられていて、400年も500年前も前に建てられた建築物がある。で、ここ日本は、その両者が見事に共存している。しかも技術的に物凄く進歩している。これは前にも話したけど、自動お湯はりのお風呂には本当に救われた。

ジョナサン:トイレも!

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《シネマカフェ編集部》

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