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坂口健太郎「今まで経験のないジャンル」秘密を抱えた主人公で新境地『仮面病棟』

坂口健太郎の映画単独初主演作『仮面病棟』がもうすぐ公開。本作では、医師という役柄で新境地を切り開いている。

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『仮面病棟』(C)2020 映画「仮面病棟」製作委員会
『仮面病棟』(C)2020 映画「仮面病棟」製作委員会 全 4 枚
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『ヒロイン失格』や『俺物語!!』、「東京タラレバ娘」など漫画原作の作品に多く出演、近年は「シグナル 長期未解決事件捜査班」「そして、生きる」といった主演作が話題になった坂口健太郎。そんな彼の映画単独初主演作『仮面病棟』がもうすぐ公開。本作では、秘密を抱えた医師という役柄で新境地を切り開いている。

>>『仮面病棟』あらすじ&キャストはこちらから

原作は、シリーズ累計発行部数100万部を突破、本屋大賞に連続ノミネートされた現役医師・知念実希人が描く同名傑作ベストセラーミステリー小説。

知念実希人「仮面病棟」(c)知念実希人/実業之日本社
ある病院で一日限りの当直を代わった医師・速水が、目的の見えない事件に巻き込まれる本作。主演の坂口さんが演じているのは、その一夜限りの当直医・速水。

ピエロの仮面をつけた凶悪犯に病院が占拠され、ピエロに襲われた永野芽郁扮する女子大生・瞳、院長をはじめとする病院スタッフ、患者たちと閉じ込められてしまう速水。危険な病院内で次から次へと不可解な異変に遭遇しながらも、瞳を守り脱出するという確固たる決意を秘めた速水役を、緊迫感のある演技で魅せる。

『仮面病棟』(C)2020 映画「仮面病棟」製作委員会
不慮の事故で婚約者を亡くした過去を隠し、事件に巻き込まれる医師役として、これまで一度も見せたことのない“秘密を抱えた主人公”に挑んだ坂口さん。

今作での坂口さんの挑戦は、“表と裏”2つの面を表現すること。瞳を守り、事件の謎を解き明かそうとする“ヒーロー”の一面。一方で、大切な人を失った寂しさや喪失感もあり、その両方を同時に演じることが必要だった。

これまで、柔らかなイメージの好青年役や、弁護士や刑事などのポジティブな役柄が多かった坂口さん。この速水という役柄は、ネガティブな位置からスタートする影のある役ということで、ある意味挑戦的なキャラクターといえる。

『仮面病棟』(C)2020 映画「仮面病棟」製作委員会
脚本を読んだ坂口さんは「本当に面白くてあっという間だったが、これを生身の人間が表現するとなると、どこまでできるのか大変だろうなとも思った」と話すも、実際の役作りについては「今までと同じく、役に寄り添って、彼の考えを理解できるように演じた」とふり返る。そして「スリルとスピード感がとてもある面白い作品になったと思う」と完成に自信をみせている。

また「99.9 -刑事専門弁護士-」や『任侠学園』などコメディ感あるエンタメ作品を手掛けてきた木村ひさし監督にとっても、本格ミステリーの本作は「今まで経験のないジャンル」だったと、坂口さん同様新たな挑戦だった様子。坂口さんについて「ご一緒したかった俳優さん。新しい作品にチャレンジするのにいい環境が整った」と全幅の信頼を寄せていたようだ。

『仮面病棟』は3月6日(金)より全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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