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いまだからこそ…“ドキュフィクション”映画『2020年 東京。12人の役者たち』特報

新型コロナウィルスの状況下、オンライン制作の配信映像とは一線を画し、長編映画にこだわった『2020年 東京。12人の役者たち』の製作が進行中。この度、現在絶賛撮影中だという本作から特報映像が到着した。

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新型コロナウィルスの状況下、オンライン制作の配信映像とは一線を画し、長編映画にこだわった『2020年 東京。12人の役者たち』の製作が進行中。この度、現在絶賛撮影中だという本作から特報映像が到着した。

>>『2020年 東京。12人の役者たち』あらすじ&キャストはこちらから

本作は、新型コロナウィルスの影響で次々と映画撮影がストップする中、いまだからこそ伝えるべきテーマを、いまだからこそ出来る方法で製作する作品。

2019年9月、松本動監督が俳優向け演技ワークショップ「CiNEAST」にてゲスト講師を務めるにあたり、ワークショップを通しての映画製作を提案、俳優と映画監督のコラボレーションワークショップ「シネアストラボ」がスタート。約半年の準備期間を経て、今春より本格的な撮影を開始しようとしていた矢先、感染拡大で撮影中止を余儀なくされる。プロジェクトの中止も検討される中、オンラインで映画を製作することを決定した。

本企画は、ワークショップ参加者12人の役者はどう生きるのかを、「私の職業は自分です」をテーマに掲げ、自分自身を演じながらスマートフォンで日々撮影し、内に秘めたあらゆる思考や感情を浮き彫りにし、現実と虚構の間であるイマジナリーラインを往来、ドキュメンタリーで事実を捉え、それをフィクションへと昇華する“ドキュフィクション”作品を作り出す。

本作はあえてネット配信ではなく、新型コロナウィルスが終息し再び映画館で映画が思う存分楽しめる未来に希望を込め、長編映画にこだわって製作。日々記録した映像を松本監督がネット経由で受け取り、編集するスタイルで進行する。

到着した特報映像では、ベートーヴェンの「エリーゼのために」を弾くシーンから始まり、その音楽に乗せて秋田ようこ、秋山大地、井之浦亮介、小西有也、杉谷玲奈、清水杏樹、田中栄吾、田村陸、みやたに、迎祐花、本山勇賢、和田悠佑といった出演者12名が登場。水を飲んだり、なぜかうさ耳をつけてみたり、日常の一部が切り取られているようだ。


<松本動監督 コメント>
自分という存在は、他の何者でもなければ、自分以外の何者にも成り得ない。それが人間への天命でありますが、それを逸脱しようと藻掻く人種が『役者』という輩たちです。成れもしない他者に成りきる為には、自分自身を分析し、追求してゆく事が重要であり、天賦の才を信じ、世の中がどう変化しようとも、その全てを学びとし、自分の内に秘めた未知の能力を引き出す事によって、はじめて役者は他者に成り得る事が出来るのです。

役者という生き物には、境界線がありません。役者にとって日々の生活全てが人生であって仕事でもあります。
役者という職業は、『自分自身』に他ならないのです。

新型コロナウイルスの終息を、ただ待ち侘びるだけの動かざる者と、今こそ動く者とでは、必ずや終息後の未来を左右する事となるでしょう。

この映画には明確な台本がありません。12人の役者がそれぞれの色を出し、監督の私がその12色の絵の具を使い、下書きをする事なく、一枚の絵を完成させるというものです。12人による映像という色を、如何に上手く混ぜ合わせ、『映画』という一枚の絵を完成させるのか、それは作品が完成するまで誰にも分かりませんが、既に綺麗な色の絵の具が揃い始めています。

12人の役者が、この状況下で如何に自分の魅力ある色を表現するのか、是非ご期待下さい。

『2020年 東京。12人の役者たち』は7月中旬の完成を予定。

《シネマカフェ編集部》

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