本作は、アメリカの片田舎を舞台とした“とある事件”の顛末を描いたミステリー仕立てのダーク・コメディ。実際に起きた事件から着想を受け、ひた隠しにしてきた秘密が白日のもとに曝け出されたときに起こるドタバタと悲哀が絶妙なバランスで描かれる様は、コーエン兄弟の『ファーゴ』を彷彿。

また、舞台となるアメリカ南部出身の刺激的なアンサンブル・キャストの迫真の演技が逆に笑いを誘い、「ステインド」「クリード」、そして「ニッケルバック」らモンスターロックバンドの楽曲が映画に彩りを添える。
やがて、隠され続けた“衝撃の真相”が曝け出されたとき、「冗談でしょ!」と叫びたくなること間違いなし!?
予告編では、バンド仲間のジーク(マイケル・アボット・ジュニア)、アール(アンドレ・ハイランド)、ディックが夜更けにバカ騒ぎを始める場面から始まる。いつものように楽しい夜になるはずが…。

平穏な田舎町でうわさは瞬く間に広がり、町は“ディックの死”の話題でもちきりに。唯一真相を知る、ジークとアールは彼の死因をひた隠しにし、痕跡のもみ消しに必死になる。
「知らない方がいいこともある」と意味深に語られ、怪死事件にどんなに衝撃的な秘密が隠されているのか、好奇心を掻き立てられる予告編だ。そのナレーションは、「新世紀エヴァンゲリオン」の主人公の父・碇ゲンドウ役や「銀魂」のマダオ役をアニメ・実写の両方で務めた人気声優・立木文彦が担当している。
ポスタービジュアルには、事件の被害者となったディックの遺影が印象的に置かれているが、キーパーソンのディックはダニエル・シャイナート監督が自ら演じており、本作で俳優デビュー。そして、怪死事件に震撼する狭い田舎町の人々が描かれており、事件の謎の解明に繋がる(?)様々なヒントが散りばめられたものとなっている。

『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』は8月7日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか全国にて公開。