ピクサーの制作陣は、そんなトムをも虜にするワクワクいっぱいの魔法を本作で描くにあたり、ピクサー社員の中から魔法やファンタジーが大好きな人を集めた“魔法オタクチーム”を結成したという。
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自分に自信がないイアンは、生まれる前に亡くなったお父さんに一度でも会えれば自分が変われる... と思っている内気な少年。実は隠れた魔法の才能があり、その力を使ってお父さんを蘇らせるが、魔法が失敗し復活したのは足だけのお父さんだった…。
父を完全に蘇らせる魔法を探す旅に出るイアンは、旅の途中で“物を浮かせる魔法”や“見えない橋を渡る魔法”、“お父さんを蘇らせる魔法”など様々な魔法を使うのだが、その時に必要なのが“魔法の呪文”。
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ダン・スキャンロン監督は一から魔法を作り上げる中で、どんな魔法がいいのか試行錯誤し、ピクサーで働く人の中で魔法やファンタジー映画が大好きな人を集めた“魔法オタクチーム” を結成した。そこでダン監督を中心にチームは魔法の呪文を考えていったが、いかに“カッコいい呪文”かどうかが重要だったという。
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ダン監督は「最初はイアンに言わせたら笑える面白い呪文を考えていたんだ。でもファンタジーや魔法好きのみんなからは、絶対にカッコいい呪文にするべきだと言われたんだよ。それで短くて、聞いただけで意味が分かるカッコいい呪文を考えることにしたんだ」と明かす。
そして魔法オタクチームは、様々な魔法の呪文を考えてダン監督に発表し、監督がどんな魔法なのかを当てるという作業を繰り返しながら、言うだけでも楽しい魔法の呪文が作られていった。「トムと兄バーリー役のクリス・プラットが一緒に声を収録した時、トムが『この呪文めっちゃカッコいいよね!言うだけでものすごく楽しいよ』とクリスと話していたのを聞いて、心の中でやった!と思ったんだ(笑)」とダン監督。
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「魔法好きのチームが一丸となって作ってくれた魔法の呪文をスパイダーマンが喜んでくれたと思うと嬉しかったね」とトムとクリスが楽しそうにしているのを見て、手応えを感じたという。ワクワクが詰まった魔法の呪文にもぜひ注目してみてほしい。
『2分の1の魔法』は 8月21日(金)より全国にて公開。