翔と泰我は、同じ学校に通う高校3年生。子どもの頃からの親友で、ずっと一緒に和太鼓の訓練をしてきた。だが、夏祭りを前にしたある日、泰我が受験勉強に専念するため太鼓を辞めると言い出す。それを聞いた翔は愕然としてしまう。自分は何がしたいのか、どうしたらいいのか分からない。そんな翔の前にギターを背負った少女・都が現れ…。

本作は、福岡県田川市を舞台に、緑あふれる故郷の山々に抱かれながら友情を育んできた男子高校生2人が、夏祭りを前に初めて自分の人生と向き合い、それぞれの一歩を選びとる物語。10代で東京に出た池田さん自身のエピソードを原案に、オリジナル・ストーリーとして脚本化した。

今回初監督に挑んだ池田さんは「無邪気に夢を抱くことが、難しくなってきている昨今。時間が過ぎるたびに正体不明の焦りを感じるこのご時世を生きる若者に、深く共感しながらも、何かささやかな手助けは出来ないだろうかと考え、この作品をつくりました」と製作のきっかけを語る。
そして日本公開へ向けて「たくさんの方々のお力添えのもと、穏やかで希望が湧いてくる映画ができました。12月、世界がどうなっているかまだ想定はつきませんが、皆様にお届けできる日が楽しみです」とコメントを寄せている。

『夏、至るころ』は12月4日(金)より渋谷ホワイトシネクイント、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13ほか全国にて順次公開。