人生において「目的を達成する」こととは?

──地方ロケで、お二人の距離も縮まりやすかったですか?
岩田:うん。それは絶対にあります。まっけんは正直なんですよね。心の中をダイレクトに伝えてくれるから気持ちがいい。天真爛漫で、子ども心をまだまだ忘れていなくて。そんなまっけんに、現場で沢山の元気をもらいました。
>新田:そう言ってもらえて、うれしいです。だから、ありきたりな言葉で返したくないけど…。岩田さんは例えるなら…。
岩田:例えてくれるんだ(笑)。
新田:ものすんごくいい表現をしたいんですよ。
岩田:してみてよ。(笑)
新田:いや、そう言われると…(笑)。でも、岩田さんこそ裏表が全くなくて。きっと、ファンの方々が知っている岩ちゃんのまんま! イメージ通りです。「みんなが思っている通り、岩田さんはかっこいいよ!」と僕は伝えたい。
岩田:伝えてくれるのね(笑)。
新田:はい。これからも大きな声で伝えていきます。
──イメージ通りで、闇などもなく?
新田:闇ですか? それはまだ見せてもらえていないです。でも、絶対にないと思う。だって岩田さんだもん。
岩田:あるかもよ。ブラックホール並みの底知れないやつが。

──(笑)。さて、ネタばれをしないよう気をつけなくてはいけませんが、この作品は人生の優先事項についての物語とも言えると思います。キダとマコトにとっては目的を達成することが第一で、そのために長い時間を過ごしてきたのですから。
岩田:確かに。彼らの場合は、それが難しいことでもあった。その目的を知ると、尚更そう思います。でも、目的に向かう熱量の大きさに関しては、ある意味羨ましくもありますね。僕自身、人には遠い目的と近い目的があると思っていて。遠い目的を達成するためには、近い目的を次々とこなしていくことが一番の近道なのかもしれない。そもそも、先々の目的を具現化できる人って少ないと思いますし。いろんな経験、いろんな出会いが影響してくることも少なからずあるはず。結局、自分の目の前にあるミッションをこなすのが人生だと思うと、彼らの明快な生き方に惹かれる気持ちもあります。
──岩田さん自身の目の前のミッションは?
岩田:僕ですか? この映画を上手くプロモーションしていくことです。
新田:難しいですもんね。言っちゃいけないことが多過ぎて(笑)。
岩田:そうなのよ。
──気持ちはすごく分かりますが、目の前過ぎます…(笑)。新田さんはキダとマコトの人生をどう思いましたか?
新田:彼らはいつからそうなってしまったのか…。可哀想だなと思いますし、けれどそれを生きがいにしているのであれば、決して否定できるものでもないのかなと。演じた人間として、僕はマコトの一番の理解者でいたいので。目的を達成させてあげたいなと、一番近くで思ってきました。だからこそ、先々まで考えなくてはならない彼らとは違い、目の前のことに集中できる人生が幸せだとも感じました。
