親友の死後、悪夢に悩まされるようになったヨ・ユンファは、憧れのカン・ミンウやクラスメイトらと共に気晴らしに出かけることに。慣れない運転で道に迷った末に、何年も放置されているであろう荒れ果てた遊園地に辿りつく。その場のノリでお化け屋敷に入るユンファたち。やがて、誰もいないはずの暗闇の中から囁き声が聴こえてきて…。

本作は、“韓国最恐ホラー”『コンジアム』と時をほぼ同じくして公開され、さらに偶然ながら<廃屋+学生+若手俳優+ホラー>という類似性を持ち、スマッシュヒットを記録。当時は無名に近かった次世代若手俳優キム・ミンギュ(「パフューム~恋のリミットは12時間~」)やソ・ジュヨン(「浪漫ドクターキムサブ2」)、そしてプロデュース101研究生だったキム・テミンら、いまや人気俳優となりつつある彼らのデビュー間もない演技が見られる、お宝要素満載の韓国ホラー映画だ。

予告編では、どうやら道に迷った様子の一行が映し出されスタート。不気味な遊園地に迷い込んだ彼らは、最初は「なんかいい感じ」とノリノリで進んでいくが、声を荒げたり、悲鳴を上げたりと、緊迫したシーンに変わっていく。
また本作は、蔚山の廃遊園地がロケで使われ、幻想的な雰囲気を醸し出し、空虚で乾いた冷たさがプラスされ秀逸な仕上がりに。視覚、聴覚などあらゆる感覚を刺激する五感恐怖映画が日本に上陸する。

『モクソリ』は6月4日(金)よりシネマート新宿・心斎橋にて公開。