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「梨泰院クラス」で大きな注目を集めたイ・ジュヨンがプロ野球選手を目指す主人公スインを演じる本作。その韓国版ポスターを担当したのは、韓国のデザイン会社「propaganda」。今回、イ・ジュヨンの鋭い眼差しや野球選手としての佇まいを収めたポスター10点と、その誕生の秘密を語る「propaganda」チェ・ジウン氏の特別インタビューが到着した。

「一番大事なのは俳優がアマチュアの野球選手のように見えてはいけないということ」と考えたチェ・ジウン氏は、「役になりきった主演俳優のイ・ジュヨンさんの表情とポーズがとても良かった」と振り返る。

ポスターを創造する過程で、「典型的な映画ポスターというより、多様な角度から野球選手を見せてくれるスポーツキャンペーン広告のように見せたかった。手と足をクローズアップしたり、横顔と後ろ姿だけを見せたり、ローアングルの独特な構図にした」とその意図を明かし、プロ野球選手を目指すヒロインの魅力を様々なアングルから照射したポスターが完成したのだ。

到着した10点のポスターは、ボールを拾い上げ、グローブの中で2本の指を立てているものや、振りかぶって投げる瞬間、固くボールを握ってキャッチャーを見つめる背中のカットなどがとらえられている。そして、ユニフォーム姿で太陽の光を受けている野球少女の内なる決意が感じられるポスターも並ぶ。

さらに、キャッチャー視点でマウンドのスインをとらえるユニークな1枚や、イ・ジュヨンの引きのあるショットに加え、天才野球少女の葛藤が垣間見える瞬間もある。

ジウン氏が所属する「propaganda」は、いま最も注目されているクリエイティブ集団だ。これまで手掛けたポスターの評価について問いかけると、「私が作ったポスターは全て誇らしく、愛おしい。中でも特に『Worst Woman』(英題・16・未)のポスターが好評だった」という。
『野球少女』と異なるアプローチで制作された同作のポスターは、「夏に韓国でよく目にするノウゼンカズラの花がポスターに登場するが、夏になるとノウゼンカズラの前で風船ガムを膨らませて、ポスター写真の俳優ハン・イェリ(『ミナリ』)さんと同じポーズで撮った写真をSNSで多数見かける」とジウン氏。「人々の記憶に長く残り、愛されるポスターを作った時が一番幸せだ」と、SNSによって瞬く間に拡散したことを振り返る。

「propaganda」のポリシーについて尋ねると、「最も大事なのは、ポスターでその映画を観たいと思わせることだ」という。
「観客を誘惑して映画館に足を運んでもらう、いい意味での『宣伝、扇動』という思いを込めて『propaganda』という名前を使うようになった」と社名の由来を明かすジウン氏。「ポスターはポスターそのものとしての美しさも持っていなければならない」と考える「propaganda」の将来は「映画を愛する全ての人の家に、私たちが作った映画のポスターが一枚ぐらいかかっていること」と、映画愛溢れる言葉で結んでいる。
『野球少女』は3月5日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。