※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

【インタビュー】柳楽優弥、役者としての輝き「帯の色が上がっても、気を引き締めていたい」

世界で一番有名な日本人アーティスト、葛飾北斎の生涯を映画化した『HOKUSAI』。青年期を柳楽優弥が、老年期を田中泯が担当し、W主演を果たした本作では、北斎がその才能を開花させるまでのもがきと、人気絵師になってからがダイナミックに、肉厚に描かれている。

最新ニュース インタビュー
注目記事
柳楽優弥『HOKUSAI』/photo:Jumpei Yamada
柳楽優弥『HOKUSAI』/photo:Jumpei Yamada 全 13 枚
拡大写真

「褒められたらうれしい!」けど…引き締める気持ち、柳楽優弥の本音


柳楽優弥『HOKUSAI』/photo:Jumpei Yamada
誰もが知る、実力派俳優と世間にも認識されている柳楽さんだが、20代の頃には、「どんな役であってもいただいた役を一生懸命やりきることで認められて、主演を勝ち取っていきたい。主演として呼ばれるようになりたい」という、強い意志も秘めていた。30代に入った今、有言実行を体現している。「10代のときは、ある程度の経験値と、想像力の引き出しを増やすことが必要だと思っていたので、“脇役をやりたい”と思う時期もありました」。

「けど」と、柳楽さんは紡ぐ。「いざ、こうしてまた主演をやらせていただくようになってからも、怖いと思うことはあるので、あまり変わらないのだと思います」。演じるということに対して貪欲で、役や作品に対しての理解を突き詰めている、慣れないことへのプライドを持っていると、柳楽さんの言葉を聞いているとわかる。

「もちろん、褒められたらうれしいです(笑)。でも、褒められて“ああよかった”と満足してしまうと、人って、怠けてしまうものじゃないですか? 例えば、柔術の世界で帯の色が上がったとしても、改めて気を引き締めていきたいというか。自分の経験から常に気を引き締めないとていけないなと思っています」。

柳楽優弥『HOKUSAI』/photo:Jumpei Yamada
  1. «
  2. 1
  3. 2
  4. 3

《text:赤山恭子/photo:Jumpei Yamada》

特集

関連記事

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]