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池松壮亮&チェ・ヒソら日韓の家族を繋ぐ…旅の途中の食事シーン入手『アジアの天使』

『アジアの天使』から、ソウルから江原道(カンウォンド)へ向かう旅で出会った2つの家族の距離感が伺える、リアルな食事シーンを切り取った場面写真が到着。

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『アジアの天使』ソルたち兄妹の住む家での食事 (c) 2021 The Asian Angel Film Partners
『アジアの天使』ソルたち兄妹の住む家での食事 (c) 2021 The Asian Angel Film Partners 全 10 枚
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池松壮亮とオダギリジョーに、チェ・ヒソ、キム・ミンジェらが共演を果たした石井裕也監督の最新作『アジアの天使』。本作は、石井監督が初心に返り、これまでの経験値に頼らずにオール韓国ロケで挑んだ意欲作。この度、ソウルから江原道(カンウォンド)へ向かう旅で出会った2つの家族の距離感が伺える、リアルな食事シーンを切り取った場面写真が到着した。

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本作で、言葉も通じず、コミュニケーションもままならない2つの家族を結び付けたのは韓国料理とビールの存在。韓国ドラマでもよく見かけるのが、仲間と一緒に食事をして交流を深めることを大切にする文化。職場でのランチなども1人で食べることは珍しく、たいていは友人と連れ立っていくことが多いそう。

韓国ドラマ・映画内の食事シーンは日本と比べると圧倒的に多く、本作でも食事シーンは印象的に登場し、また、食事中の会話で物語が展開していくなど、重要なシーンにもなっている。

▼ジャージャー麺や餃子
『アジアの天使』中国料理店に立ち寄る6人 (c) 2021 The Asian Angel Film Partners
6人の最初の食事は旅の途中、墨湖駅(ムッコ・江原道から墨湖港近くにある駅)を出た後の中華料理店。チャジャンミョン(ジャージャー麺)やムルマンドゥ(水餃子)などを食べながら青島ビールを飲む。静まり返った店で黙々と食事をはじめる6人は、酔っぱらった兄のジョンウ(キム・ミンジェ)が妹のソル(チェ・ヒソ)と剛(池松さん)の恋の可能性を完全否定する。当の剛は韓国語が分からないため、何を言われているか分かっておらず、兄の透(オダギリジョー)が適当にごまかすひと幕も。

▼家庭料理に舌鼓
『アジアの天使』コドゥンオキムチチム(サバとキムチの蒸し煮) (c) 2021 The Asian Angel Film Partners
続いては、江陵(カンヌン・ソウルから東海岸へと向かう鉄道の終着駅)のソルの親戚宅での食事。コドゥンオキムチチム(サバとキムチの蒸し煮)や、チャプチェ(春雨炒め)、シレギクッ(大根の菜っ葉の味噌汁)といった定番の家庭料理が並ぶとともに、本作劇中に度々登場する缶ビールのCassFresh(カスフレッシュ)も振舞われる。

『アジアの天使』ソルの親戚宅で食事 (c) 2021 The Asian Angel Film Partners
ソルたちは久々の親戚との再会を懐かしみ、剛たちはあたたかい家庭料理に舌鼓をうつ。なごやかな雰囲気でリラックスした6人はひとときの休息を味わい、その晩、剛とソルの間にもある出来事が…。

▼プルコギにキムチ、ラーメンも…
『アジアの天使』プルコギ(牛肉のすき焼き) (c) 2021 The Asian Angel Film Partners
最後はソルたち兄妹の住む家で、いかにも雑多な日常という感じの食事。テーブルの中央には、プルコギ(牛肉のすき焼き)はあるが、冷蔵庫からそのまま出したキムチのタッパーがあったり、ソルがカップ麺を食べていたり、冷凍のタッカンジョン(唐揚げ)が袋のまま皿に載っていたり…。

めいめいが、膝をたてながらズルズルと麺をすすったり、小皿をガチャガチャさせながら無心で食べている姿は、まるで長年一緒にいる、気を許した家族のような雰囲気が感じ取れる。

『アジアの天使』ソルたち兄妹の住む家での食事 (c) 2021 The Asian Angel Film Partners
食事での会話の内容、食べ方で互いの距離感が徐々に近づいていく様子が見えてくる本作は、6人の食事シーンにも注目だ(料理解説:コリアン・フード・コラムニスト八田靖史 ※パンフレット一部引用)。

『アジアの天使』(c) 2021 The Asian Angel Film Partners
石井監督は食事シーンの咀嚼音も大切にしており、それをしっかりと入れることで臨場感が伝わる演出を心がけたと明かしている。また、韓国での撮影中にも、撮影合間の食事はキャスト、スタッフ全員が手を止め、同じ時間にひとつの食堂にあつまって食事をとっていたといい、温かな食卓で英気を養いながら、そこでの会話から生まれた新たなアイディアも生かしていったという。

『アジアの天使』は7月2日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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