海ドラファンの心を鷲づかみ!見れば見るほど夢中になる「プロディガル・サン」の魅力を解説

伝説的なシリアルキラーを父に持つプロファイラーが、あろうことか、その父から助言を受けながら難事件に挑んでいく…。この異色の設定で全米の話題を呼んだクライム・スリラー「プロディガル・サン 殺人鬼の系譜」が、この夏、ついにリリースされる。

海外ドラマ コラム
「プロディガル・サン 殺人鬼の系譜 <シーズン1>」(c) 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
「プロディガル・サン 殺人鬼の系譜 <シーズン1>」(c) 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved. 全 14 枚
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伝説的なシリアルキラーを父に持つプロファイラーが、あろうことか、その父から助言を受けながら難事件に挑んでいく…。この異色の設定で全米の話題を呼んだクライム・スリラー「プロディガル・サン 殺人鬼の系譜」が、この夏、ついにリリースされる。

1話事件解決型のクライム・スリラーはハマるのもあっという間、しかも、回を追うごとに全編を貫く謎の真相に近づいていく作品ならば、イッキ見も間違いない。『羊たちの沈黙』×「THE MENTALIST/メンタリスト」×「クリミナル・マインド」とも称される、今作の魅力に迫った。


“父”はハンニバル・レクター、
“子”はパトリック・ジェーン!?


物語は1998年のニューヨーク、“外科医”と呼ばれたシリアルキラー、マーティン・ウィットリーの逮捕から幕を開ける。通報したのは、当時11歳の息子・マルコム。やがて、“外科医”の模倣犯と思われる事件が起こったことで、父と子は久々の再会を果たすことになる。


精神科病院に収監されている“父”マーティンは、凄腕のプロファイラーに成長したマルコムが追う事件に大いに関心を寄せる。父子の会話から事件が紐解かれていくこともしばしばで、囚われのシリアルキラーと苦悩多きプロファイラーの構図は、確かに『羊たちの沈黙』のレクター博士とクラリス捜査官のようだ。

また、プロファイラーが活躍するドラマといえば「クリミナル・マインド FBI行動分析課」が代表的。マーティンの頭脳は“犯罪知識の宝庫”ドクター・リード捜査官にも匹敵するほどで、行動分析課の始まりを描いた「マインドハンター」に登場する実在のシリアルキラーたちも熟知する。

一方、“子”のマルコムは優れた観察眼と洞察力に加え、殺人犯の心理に立った“ひらめき”の持ち主。仕立てのいいスーツで現れては、その才能で現場の面々を翻弄するが、実は父の犯罪がトラウマとなり悪夢に悩まされ続けている。そのギャップある姿は、「メンタリスト」のパトリック・ジェーンを彷彿とさせるには十分だ。

「プロディガル・サン 殺人鬼の系譜 <シーズン1>」(c) 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
何より厄介なのが、マルコムにとってマーティンは最も愛憎入り交じる実の父にして、犯罪心理の“師”でもあること。この呪縛を彼が解き放つことができるのかが見どころとなっていく。

見れば見るほど夢中になる!
ひと癖もふた癖もあるキャラクターたち


「プロディガル・サン 殺人鬼の系譜 <シーズン1>」(c) 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
子どものころに父の犯罪の証拠を目撃して以来、大人になっても不眠と夜驚症を抱えるマルコム。FBIを解雇された彼は、かつて父を逮捕したニューヨーク市警の警部補ギルに請われ、捜査協力をすることに。犯罪現場にいるほうが正気を保てる、と言うマルコムのトラウマはかなり根深い。そんなマルコムを「ウォーキング・デッド」でポール・“ジーザス”・ロビア役を演じていた英国出身のトム・ペインが熱演する。

そして、少なくとも23件の殺人を犯したシリアルキラー、マーティンは、いまでは膨大な量の“カルテ”や資料に囲まれた精神科病院の一室で、猟奇事件を持ち込む息子マルコムの来訪を心待ちにする。一見、物腰柔らかく紳士的なマーティンを演じるのは、「グッド・ファイト」「マスターズ・オブ・セックス」などで知られる英国の名優マイケル・シーンだ。最近では、Amazonオリジナルシリーズ「グッド・オーメンズ」のお茶目で愛らしい“天使アジラフェル”の印象が強いだけに、不穏な笑みを浮かべるその振り幅には驚きを隠せない。

「プロディガル・サン 殺人鬼の系譜 <シーズン1>」(c) 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
また、マルコムにとって“もう1人の父”のような存在となるのが、ギル警部補。子どもながらに父を告発したマルコムの傷に寄り添い、亡き妻ジャッキーと彼を見守ってきたらしい。演じるのは、「NUMB3RS ナンバーズ ~天才数学者の事件ファイル」ほか、80年代に一大ブームとなった『ラ・バンバ』などで知られるルー・ダイアモンド・フィリップス。

「プロディガル・サン 殺人鬼の系譜 <シーズン1>」(c) 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
さらに、束縛が強いマルコムの母ジェシカ役には「スキャンダル 託された秘密」のベラミー・ヤング、マルコムにときめく検視官イドリサ・タナカ役には「ギルモア・ガールズ」のケイコ・アゲナなど、多彩な顔ぶれが揃った。

「続きが見たすぎる」「ビンジしたい」
海ドラファンの心を鷲づかみ


「プロディガル・サン 殺人鬼の系譜 <シーズン1>」(c) 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.シネマカフェでは本作第1話・第2話のオンライン試写会を実施。すると、ハリウッドきってのヒットメーカーであるグレッグ・バーランディの新作だけに期待値は高く、海外ドラマファンから熱い声が寄せられた。

「面白い~!父子を演じるマイケル・シーンとトム・ペインの異様なまでの目の輝きが恐ろしくも魅惑的。これはビンジしたい」「父親とは関わりを断ちたい思いと自分の闇(何かは一応伏せとく)を克服させたい気持ちで葛藤、父親は父親でそんな状況を楽しんでいる…続きが見たすぎる」など、ビンジウォッチ(イッキ見)を待ち望む声が続出。

「不穏すぎて一気に惹き込まれた」「表情がアジラフェルと重なって怖いんです あの天使の、本人が自覚しない業の深さを彷彿させる」とマイケル・シーンへの感嘆の声や、「レクター博士に家族がいたらこんな感じかしら?と想像しちゃった。意外と共依存な父子」と異様で独特な父子関係への指摘、さらにトム・ペイン演じる主人公マルコムについても「心に相当傷を負っており、それでも現在と過去の事件を自身の持つプロファイル力で見極め解決しようとする芯の強い所にグッと来ました」といったコメントが上がっている。

「プロディガル・サン 殺人鬼の系譜 <シーズン1>」公式サイト

「プロディガル・サン 殺人鬼の系譜 <シーズン1>」
7月7日(水)ダウンロード販売・デジタルレンタル配信開始、DVDレンタル開始
発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
(c) 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

「プロディガル・サン 殺人鬼の系譜 <シーズン1>」(c) 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

《text:Reiko Uehara》

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