主人公ジェリー・マリガン(ロバート・フェアチャイルド)は、アメリカ人の退役軍人。戦争が終結し、多くの希望やチャンスに満ち溢れたパリで画家を目指している。ジェリーは若く美しいダンサー、リズ(リャーン・コープ)と運命的な出会いを果たすことに。終戦後のパリの街並みを背景に、芸術や友情、恋をめぐる官能的かつ現代的なロマンスが展開する――。
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本作は、当時のアカデミー賞8部門にノミネートされ、作品賞のほか最多で6部門を受賞している、ジーン・ケリー主演の名作『巴里のアメリカ人』(’51)の舞台版。
本作もブロードウェイにてトニー賞12部門にノミネートされ、最多4部門を獲得。ブロードウェイ・プロダクションとバレエダンサーでもあるキャストによるウェストエンド公演を特別撮影した作品となっている。
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主人公ジェリー役は、ニューヨーク・シティ・バレエ団でプリンシパルの経歴を持つバレエダンサーのロバート・フェアチャイルド。ヒロイン・リズ役は、英国ロイヤル・バレエ団で鍛え上げたトップ級のバレリーナリャーン・コープが務めており、歌唱力と演技力を備えたダンサーが演じる贅沢な極上の恋愛ミュージカルは必見の一作。到着した予告編でも、その世界観を覗くことができる。
松竹ブロードウェイシネマ/『パリのアメリカ人』は10月15日(金)より全国にて順次限定公開。