「ムーミン」の原作者として知られる、フィンランドの作家トーベ・ヤンソンの半生を描いた映画『TOVE/トーベ』より、メイキング映像とショットが解禁された。
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この度解禁されたメイキング映像は、「彼女の優しさこそが自身の体験を活かす才能なのです」とトーベ・ヤンソンの姪のソフィア・ヤンソンが彼女との想い出を語るシーンから始まる。彼女の声とともに映るのは、ヘルシンキ市庁舎のためにトーベが1947年に手掛けたフレスコ画「都会のパーティー」を映し出した映像。どこか不思議な印象を残すこの絵画は、童話作家というだけでなく、彼女が優れた画家でもあったことを示している。
そしてその後に続くのは、“自分のリズムで気ままに踊る”ことが大好きだったというトーベ本人が草原で踊る貴重な映像。少しユーモラスで個性的なこのダンスを踊る彼女の姿は、ザイダ・バリルート監督の「映画を作るにあたりトーベの“真実”を描くのは不可能だと理解しました、そんな無謀なことは諦めました」「私に出来たのは彼女の人生に触れ、ある意味遊ぶこと。この挑戦をクリアにするため真剣に遊びました」という言葉を裏付けるようにも見える。
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また併せて解禁されたメイキング写真は4点。ムーミンの舞台劇やトーベのアトリエなど、いずれも彼女のアーティストとしての人生で重要な役割を担った場所で、監督がキャストに直接演技指導をする姿を切り取ったものとなっている。
『TOVE/トーベ』は10月1日(金)より新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。