ベルリン国際映画祭の金熊賞(『マグノリア』)、カンヌ、ヴェネチア、ベルリンの世界三大映画祭全てで監督賞を受賞した名匠ポール・トーマス・アンダーソンの最新作が『リコリス・ピザ』の邦題で2022年に日本公開されることが決定した。
本作は、1970年代のアメリカ、サンフェルナンド・バレーを舞台に、アラナ(アラナ・ハイム)とゲイリー(クーパー・ホフマン)の恋模様を描くヒューマンコメディ。主演は三人姉妹バンド「HAIM」のメンバーであるアラナ・ハイムとポール・トーマス・アンダーソン監督の盟友フィリップ・シーモア・ホフマンの息子であるクーパー・ホフマン。ともに本作で鮮烈な映画デビューを飾っている。
公開前から期待と前評判の高かった本作だが、11月26日の全米公開から年末にかけて全米の映画賞を席巻、オスカー最有力との呼び声も高い。ゴールデングローブ作品賞、脚本賞、主演女優賞、主演男優賞ノミネート(ミュージカル・コメディ部門)のほか、ナショナル・ボード・オブ・レビュー作品賞、監督賞、ブレイクスルー賞(アラナ・ハイム&クーパー・オフマン)など、注目の映画賞で高い評価を得ている。
映画ファンが待ち望んだ天才監督の最新作。続報を待ちたい。
『リコリス・ピザ』は2022年、日本公開。