韓国系アメリカ人俳優ジャスティン・チョンが、自ら韓国人コミュニティを通して知ったことをきっかけに監督・脚本・主演を務めた『ブルー・バイユー』。この度、アリシア・ヴィキャンデル演じるキャシーが映画タイトルにもなっている名曲「ブルー・バイユー」を歌唱するシーンの本編映像が解禁となった。
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今回解禁となった本編映像では、ジャスティン演じる主人公アントニオの友人でベトナム移民のパーカーに招かれたホームパーティーで、司会者に逆指名されたキャシーが「ブルー・バイユー」をリクエストして歌うシーンが切り取られている。
「悩み事があって元気をなくしてた。私はいつも独りぼっち。大切な人を残してきたの。あの青い入り江(ブルー・バイユー)に」と、まるで強制送還の危機に瀕するアントニオとキャシーの気持ちを代弁するような歌詞に、思わず歌いながら目を潤ませるキャシーと、そんなキャシーの歌う姿を呆然と見つめるアントニオ。切なくも、胸に迫る歌声が印象的なシーンとなっている。
映画タイトルにもなっている楽曲「ブルー・バイユー」は、1963年にロイ・オービソンが発表し、リンダ・ロンシュタットのカバーで知られる名曲。今回、このシーンのためにアリシアは猛特訓したらしく、現在はカラオケの新しい定番曲になっているそう。
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映画の完成後、偶然ハワイに居合わせた夫のマイケル・ファスベンダーとジャスティン監督、アリシアが落ち合ってカラオケに行った際には、ジャスティンにこの曲を無理やり歌わせ、「わあ、本当に難しいね!」と言われたアリシアが「そう、言ったでしょ!」と返したというエピソードも語られている。
『ブルー・バイユー』はTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開中。