※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

広大な渋谷を探検できる楽しさ! 映画の中に入り込んだかのような究極体験が待っている『Ghostwire: Tokyo』

「アンチャーテッド」や「HALO」が実写化されるなど、ゲームと映画の距離感がどんどん近づきつつある昨今。そんななか、映画好きが「うわ、たまらない!」と歓喜する要素をちりばめた日本発の新作ゲームに出会ってしまった……。

最新ニュース コラム
注目記事
PR
「Ghostwire: Tokyo」
「Ghostwire: Tokyo」 全 19 枚
拡大写真

「アンチャーテッド」や「HALO」が実写化されるなど、ゲームと映画の距離感がどんどん近づきつつある昨今。そんななか、映画好きが「うわ、たまらない!」と歓喜する要素をちりばめた日本発の新作ゲームに出会ってしまった……。その名は『Ghostwire: Tokyo』。

突如として人々が消失した東京・渋谷を舞台に、不思議な力が宿った主人公が怪異と戦いを繰り広げながら謎を追うアクションスリラーだ。今回は、映画ファン目線で本作のダイナミックな魅力を紹介!


渋谷を赴くままに探索できるアクションスリラー!
“バディもの”としての魅力も


渋谷から人が消え、化け物たちの巣窟になったら? そしてそこを縦横無尽に駆け回り、戦えたら……? 想像するだけでドキドキする“妄想”が具現化したのが、この『Ghostwire: Tokyo』。事件に巻き込まれた青年・暁人(CV:西健亮)は、謎の人物KK(CV:井上和彦)に憑依され、能力者へと覚醒。首謀者である般若(CV:咲野俊介)を追うのだが…。

呪印、妖怪、霊体、神社……。「呪術廻戦」や「BLEACH」といった少年漫画が好きな人であれば、すぐさま飛びついてしまう和テイストの世界観×怪異との能力バトルを堪能できる本作。実写映画の領域ではキアヌ・リーヴスが悪魔祓いを演じた『コンスタンティン』やヒュー・ジャックマンがモンスター・ハンターに扮した『ヴァン・ヘルシング』、「梨泰院クラス」でブレイクしたパク・ソジュン主演作『ディヴァイン・フューリー/使者』等、各国で多くの作品が作られてきたが、これを日本舞台で観たかった……という読者も多いのでは。

その願いが常に叶い、しかも自分が主人公になってプレイできる喜びが、『Ghostwire: Tokyo』には詰まっている。本作は基本的に、渋谷を探索しながら元に戻す手掛かりを探す敵を見つける構成となっているのだが、複数ミッションから選択しながら進められるため、どこに向かうかを自由に選択できる点が嬉しい。つまり、広大な渋谷を気の赴くままに探検できるのだ。 

しかも本作は『ハードコア』や『悪女/AKUJO』の冒頭のような主観(POV)映像=FPS視点で全編が展開。まさに、自分自身がその空間に「いる」感覚になれるのだ。例えば、街を歩いていると怪異が視界に入る→向こうは気づいていない→さらに近づくと気づく→戦闘開始といった展開。画面が切り替わることなくシームレスに行われる――映画的に言うとワンカットで描かれるため、主観映像と相まってリアリティが抜群に高く、緊張感がどこまでも持続する。

細かい部分だが、音響にも並々ならぬこだわりが感じられる。上空のカラスの鳴き声や雨音、こちらに敵が向かってくる際の動作音等々、立体的なサウンドデザインが施され、臨場感を存分に高めてくれる。街中の散策以外にも、“ステージ”も多彩。病院やアパート、民家の中を捜索するミッションもあるが、『呪怨』を彷彿とさせるゾクゾクする空間もあれば、『インセプション』のように突如空間が回転する空間、『スパイダーマン:スパイダーバース』などの「複数の世界線が重なる」マルチバース的な演出も!

また、吹き替え経験も豊富な声優陣の起用も嬉しいところ。井上はマッツ・ミケルセンやアンディ・ラウ、咲野は多くのイーサン・ホーク出演作を担当。西はダン・スティーヴンスの吹き替え声優を務めており、映画好きにとって耳なじみのある面々の競演が実現。特に“二心同体”となった暁人とKKの掛け合いが面白く、ふたりが時に衝突しながら共闘していく姿は、バディものとしての魅力も備えている。


まるで百鬼夜行?
妖怪や“都市伝説キャラ”が続々登場


『Ghostwire: Tokyo』の面白さの一つは、「マレビト」と呼ばれる多彩なキャラクターたち。暁人を排除しようとする恐るべき存在から、サポートしてくれる友好的なものまで、百鬼夜行が跳梁跋扈状態だ。

敵としては、傘を差した喪服姿の悪霊や、首のないセーラー服姿の怪異には要注意。一直線にこちらに向かってきて強烈な攻撃を浴びせたり、鎌のようなものを投げてきたり、鋭い蹴りを食らわせてきたり……。また、凶悪すぎる口裂け女のデザインはちょっとギレルモ・デル・トロ作品に通じるおどろおどろしさでもある。

反対に、暁人の戦いを支える妖怪たちはキュートなものばかり。例えば物資の調達に欠かせないコンビニの店長は、なんとも愛くるしいネコマタ。高いところに行く際には、天狗を利用しよう。そのほか河童や一反木綿、ろくろ首にからかさ小僧、座敷童など、そうそうたる妖怪界のオールスターが総集結! 捕獲ミッションなども盛り込まれ、さながら『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』気分を味わえる。

また余談だが、暁人に甘えてくる犬たちが超絶キュート(特殊能力のおかげで、動物たちと会話できるようになる素敵機能が付いているのだ)。グラフィックの美しさにはうっとりさせられる。ドッグフードをあげると良いことが起こるので、積極的にモフりに行ってほしい。


ネオ・トーキョー的な世界観
映画作品の中に入り込んだかのよう


そしてやはり、映像の美しさは度肝を抜かれるレベル! 近作であれば「今際の国のアリス」が無人化した渋谷を現出させていたり、海外の作品でも『ロスト・イン・トランスレーション』を筆頭に、撮影者によって様々な顔を見せる渋谷が描かれてきたが、本作の異界と化した渋谷も非常にカッコいい。 

実際の渋谷をベースにしつつ、近未来×アジアン要素を入れたネオ・トーキョー的な世界観は『ブレードランナー』や『攻殻機動隊』からの影響も感じさせ(雨の演出も効いている)、ネオン色がきらめく色彩感覚は『ジョン・ウィック』好きとも親和性が高い。また、電話ボックスに入って霊たちを“転送”する演出は『マトリックス』好きをニヤリとさせるはず(バトルシーンではマトリックス・コード風のバリアも登場!)。

地面に広がる水たまりや街灯の光彩、各建物の質感、コンビニに陳列してある商品のデザインに至るまで……360度どこを見渡しても崩れない映像の強度には、ただただ驚かされるばかり。そこに広がっているのは、まさしく“世界”といって差し支えない。映画の中に入り込んだような究極体験を、ぜひ『Ghostwire: Tokyo』で!


『Ghostwire: Tokyo』公式サイト

PlayStation® 注目タイトル 特集サイト

© 2022 Bethesda Softworks LLC, a ZeniMax Media company. Ghostwire, Tango, Tango Gameworks, Bethesda, Bethesda Softworks, ZeniMax and related logos are registered trademarks or trademarks of ZeniMax Media Inc. in the U.S. and/or other countries. All Rights Reserved.

《SYO》

物書き SYO

1987年福井県生。東京学芸大学卒業後、映画雑誌の編集プロダクション、映画WEBメディアでの勤務を経て、2020年に独立。映画・アニメ・ドラマを中心に、小説・漫画・音楽・ゲームなどエンタメ系全般のインタビュー、レビュー、コラム等を各メディアにて執筆。並行して個人の創作活動も行う。

+ 続きを読む

特集

関連記事

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]