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「現実的で等身大のパリ」が登場!『パリ13区』で描かれる新名所に注目

“新しいパリ”の物語をモノクロの映像美で大胆に描き出した『パリ13区』に登場する、パリ13区の名所に注目。

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『パリ13区』スポット紹介 Text&Photo 木戸美由紀
『パリ13区』スポット紹介 Text&Photo 木戸美由紀 全 8 枚
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カンヌ国際映画祭パルムドール受賞『ディーパンの闘い』、グランプリ受賞『預言者』などのジャック・オディアール監督が、『燃ゆる女の肖像』セリーヌ・シアマと共同で脚本を手掛け、“新しいパリ”の物語をモノクロの映像美で大胆に描き出した『パリ13区』。演じた俳優も「パリにこんな場所があること自体、想像もできませんでした」と語る、パリ13区の名所に注目した。


>>『パリ13区』あらすじ&キャストはこちらから

エッフェル塔や凱旋門、ルーヴル美術館などのようなシンボルは登場しない本作。そこに住む人たちが目にして触れる、現代のパリ、私たちの見たことのないパリが描かれている。そんな映画の舞台となる13区という地区について、劇中でカミーユを演じたパリ出身の俳優マキタ・サンバは「実はこの地区に関してはまったく知らなかったのです。13区にこんなに都会的な世界があったなんて本当に驚きました。パリにこんな場所があること自体、想像もできませんでした」と語る。

さらに先日、映画の公開に先駆けて行われた一般試写会では、「パリ=ロマンチックではない、現実的な描写が逆に新鮮」「現実的で等身大のパリ」「これが新しいフランスの恋愛映画だ!傑作!」と“新しいパリ”の物語に絶賛の声が多数。

エミリーとカミーユが出会い、ノラが第二の人生に胸をときめかせ移住した「パリ13区」とは一体どんな街なのだろうか。パリ在住のジャーナリスト・木戸美由紀さんが最新の名所やカルチャーを紹介してくれた。

レ・ゾランピアード


映画の原題となったエリア。元貨物駅の敷地をコンクリートスラブで覆い、地上に駐車場や配送センター、上階に歩行者用デッキと高層住宅を建造。住宅へはデッキ階からアクセスする。エミリーの住居、エミリーとカミーユが歩くシャッター商店街など、あらゆるシーンに登場。

アジア人街


イタリア広場から南に伸びるAvenue d’Ivry(イヴリー通り)、Avenue de Choisy(ショワジー通り)周辺を指す。アジア食材店、中華料理、東南アジア系レストランが多数集まり、リーズナブルに各国料理が楽しめる。エミリーが務める中華レストランもこの地区に位置。

スタシオン・エフ


2017年に完成した世界最大級のスタートアップ・キャンパス。貨物列車の駅舎を改装し、延べ5万平方m以上の空間に起業家1,000人以上と投資家100人以上が集まる。起業家は様々なプログラムを受け、ビジネスを展開する。訪問は予約制だが、巨大なフードコートは誰でも利用可。

ラ・ファブ


アニエスベー現代美術財団が運営する美術館。1983年からアニエスが蒐集する、現代アート作品の展示を目的とし、2020年2月にオープン。収蔵作品は5,000点を数え、そのうち約300点を館内に展示する。併設のギャラリーでは、アート作品や写真、家具などを販売する。

フランス国立図書館(フランソワ・ミッテラン館)


1994年に開館した国立図書館の新館。高さ100mの4つの棟に1,500万点の資料を蔵し、その数は世界最大級。設計は仏人建築家のドミニク・ペロー。上から見るとL字型のデザインは、本を開いた形から着想したという。一般向け図書館の利用料は3.90ユーロ(17時以降は無料)。

『パリ13区』は4月22日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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