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『ドクター・ストレンジ』ほかMCU映画との関わりは?Disney+のマーベルドラマ一挙まとめ

ディズニープラスで配信中の「ワンダヴィジョン」は『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』へと直結する。そこで、もうスルーはできないマーベルドラマのキャラクターたちをふり返った

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『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(c) Marvel Studios 2022
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(c) Marvel Studios 2022 全 18 枚
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コロナ禍の影響をまともに受ける中でスタートしたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の新章、フェーズ4。『シャン・チー/テン・リングスの伝説』『エターナルズ』といった全く新しいヒーローたちの登場に加え、『ブラック・ウィドウ』や『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ではこれまで活躍してきたヒーローの物語が1つの区切りを迎えた。

そんなフェーズ4の幕開けとなったのは、Disney+(ディズニープラス)オリジナルドラマ「ワンダヴィジョン」だ。同作は5月4日(祝・水)より公開『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(以下『ドクター・ストレンジ/MoM』)の物語に直結、ワンダのスクリーン再登場はファンをワクワクさせている。

これまでディズニープラスのマーベルドラマでは、ワンダヴィジョンファルコンウィンター・ソルジャーロキホークアイとお馴染みのMCUキャラクターを深掘りし『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の彼らや、もう1つの物語を描いており、初めて出会うヒーロー・ムーンナイトも現れている。彼らはこれからのMCUの映画にどう関わってくるのか、もうスルーはできないマーベルドラマのキャラクターたちをふり返った。

※以下、これまでのMCUのネタバレを含みます。ご注意ください。

★『ドクター・ストレンジ』最新作に繋がる!超現実スリラー・アクション「ワンダヴィジョン」



ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ


『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』

ソコヴィア生まれのワンダ(エリザベス・オルセン)は両親を内戦で亡くしてヒドラに傾倒、インフィニティ・ストーンの1つ“マインドストーン”の実験でテレキネシスとテレパシーの能力を得る。『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)のエンドクレジットに双子のピエトロと登場、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)で本格的にMCUに現れ、その後、アベンジャーズとして活躍した。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のサノスとの戦いでは、もはや1人で倒せてしまうのでは?と思うほどのパワーを見せたが、ヴィジョン(ポール・ベタニー)を失った彼女はニュージャージー州ウエストビューで町中の人々をコントロール、シットコムの世界を作りあげる“マキシモフ事変”を引き起こす。シットコムの中ではトミーとビリーという双子も誕生した。

両親、ピエトロ、そしてヴィジョンとあまりにもつらい喪失と孤独に襲われてしまったワンダ。ワンダにとって幸せの象徴であるアメリカの“シットコム”を自分なりに焼き直して、虚構の幸せの中で悲しみを誤魔化してきたのだ。

ところが、詮索好きの隣人アグネスの振りをした魔女アガサ・ハークネス(キャスリン・ハーン)との戦いの中で、スカーレット・ウィッチとして覚醒する。アガサによれば、スカーレット・ウィッチは無から有を生み出せるカオス・マジックなるものを操り、至高の魔術師(ソーサラー・スプリーム)を上回る力を持つという。至高の魔術師の称号は『ドクター・ストレンジ』ではエンシェント・ワン、『エンドゲーム』まではストレンジが引き継ぎ、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ではウォンが得ている。まさしく『ドクター・ストレンジ/MoM』に繋がる展開だ。

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』

ドクター・ストレンジも『エンドゲーム』で宇宙を守るための“たった1つ”の道をアイアンマンに選ばせたことで、ワンダと同じように悲しみと痛みを抱えている。そして『ノー・ウェイ・ホーム』では、“禁断の魔術”を使用してマルチバースの扉を開き世界の危機を招き、スパイダーマン/ピーター・パーカーを誰もが忘却するという衝撃の決断を下して何とか事態を収束させたばかり。『ドクター・ストレンジ/MoM』予告編でワンダが言う「ルールを破ったことであなたはヒーローに だけど私は悪役に 不公平よね」というセリフが気にならずにはいられない。

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』

モニカ・ランボー


ソード(S.W.O.R.D)捜査官。『キャプテン・マーベル』(2019)で知られる母マリア・“フォトン”・ランボーを、指パッチンで消えている間に亡くしたモニカ(テヨナ・パリス)。ワンダの作った結界に3度も入ったことでその細胞が書き換えられ、特別なパワーを宿した。ワンダに対し、「悪者にならないで」と寄り添い続けた味方といえるキャラクター。キャプテン・マーベルの名前が出た際に微妙な表情を浮かべていたのがやや気がかりではあるが、『キャプテン・マーベル』の続編『The Marvels』(原題/2023年7月28日全米公開予定)に登場する。


アグネス/アガサ・ハークネス


詮索好きの隣人アグネスの正体は、ワンダを闇落ち(?)させた魔女アガサ・ハークネス。スピンオフドラマ「アガサ:ハウス・オブ・ハークネス(AGATHA:House of Harkness)」以外に、MCU映画に出演する可能性もある。MCUにおいて、最初にワンダに向かってスカーレット・ウィッチと呼んだのはアガサ。

そのほか、『アントマン&ワスプ』のジミー・ウー捜査官(ランドール・パーク)、『マイティ・ソー』シリーズのジェーン(ナタリー・ポートマン)の親友で助手のダーシー・ルイス(カット・デニングス)も登場。もし、2人がほかのMCU作品にも登場してくれたらファンは大歓喜するだろう。

なお、ワンダが見せたシットコム中のCMには「ネクサス(Nexus)」も登場していた。これは「ロキ」で描かれる時間軸の分岐を起こす“分岐イベント”を意味する。


★キャプテン・アメリカの意志を継ぐ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」



サム・ウィルソン/ファルコン→キャプテン・アメリカ


アンソニー・マッキー

ファルコン(アンソニー・マッキー)は『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』でキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースと知り合い親友となり、アベンジャーズの一員に。復活の“指パッチン”後、混沌を極める世界では超人血清を打たれた少女カーリ率いる“フラッグ・スマッシャーズ”が自由を求めるゆえにテロ行為を繰り返しており、ウィンター・ソルジャー(セバスチャン・スタン)と共にそれを止めようとする。

一時、盾はジョン・ウォーカーが手にして2代目キャプテン・アメリカを名乗ったものの、サムが葛藤と戦いの末に新たなキャプテン・アメリカとして立ち上がる。新スーツはワカンダ製。


バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー


『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』(2010)から登場したキャプテン・アメリカの唯一無二の幼馴染。ヒドラによって改造され、洗脳により過去50年で20件以上の暗殺に関与。トニー・スターク/アイアンマンの両親も手にかけた。スティーブが去った後、贖罪の日々を送る中でファルコンと再び組み、超人血清と“フラッグ・スマッシャーズ”の行方を追った。


バロン・ジモ


『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)でアベンジャーズ内紛のきっかけを作ったジモ(ダニエル・ブリュール)は、実はソコヴィアの男爵“バロン”だった。超人血清の謎を追うためファルコンたちは彼の手を借りることになり、無法地帯の島マドリプールへ向かう。結局、その身柄はワカンダの親衛隊ドーラ・ミラージュに引き渡された。

このほか、ファルコンやウィンター・ソルジャーと対立後、盾に頼らず人々を守るヒーロー“USエージェント”となったジョン・ウォーカー(ワイアット・ラッセル)。そして、ペギー・カーターの姪で、マドリプールで暗躍するパワー・ブローカー当人であったシャロン・カーター(エミリー・ヴァンキャンプ)の今後の動向はどんな作品で描かれるだろうか。

ジョン・ウォーカーをスカウトした謎の女性は、“ヴァル”ことヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ(ジュリア・ルイス=ドレイファス)。『ブラック・ウィドウ』(2021)のエンドクレジットにも登場し、姉ナターシャを亡くしたエレーナにホークアイの写真を見せている。

ジュリア・ルイス=ドレイファス

★初のシーズン2決定!謎解きタイムトラベル・スリラー「ロキ」



ロキ


『マイティ・ソー』(2011)から登場、『アベンジャーズ』(2012)でニューヨークをめちゃくちゃにしたソーの義弟ロキ(トム・ヒドルストン)。悪戯の神、“裏切り王子“の異名を持つ。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)でサノスに倒されたはず…だが、今作のロキは『エンドゲーム』の劇中、“タイム泥棒”作戦によりアイアンマンたちが2012年のニューヨーク決戦に向かった際に四次元キューブで逃亡したロキだ。

“正しい時間の流れ”(神聖時間軸)とは別の時間軸を生みだしてしまったことで、ロキは謎の組織TVA(時間変異取締局)に捕らえられる。やがて“もう1人のロキ”=シルヴィとともに“虚無空間”へ飛ばされたロキは、“在り続ける者”から神聖時間軸を守る意味とマルチバースについて聞かされる。

なお、「ロキ」のクリエイターは『ドクター・ストレンジ/MoM』の脚本も手がけているマイケル・ウォルドロン。


シルヴィ


別の時間軸に存在し、TVAに剪定されたロキの変異体シルヴィ(ソフィア・ディ・マルティーノ)。TVAから1人で逃げ続け、様々な時間で事件を起こしてきた。ロキよりはハチャメチャなところがあり、人を欺くことが得意なロキのさらに上手を行くような一面も。シルヴィが“在り続ける者”を殺害したことで、TVAが様変わりしたことがシーズン1の最終話で描かれた。

ちなみに、7月8日(金)公開『ソー:ラブ・アンド・サンダー』には、ジェーン役のナタリー・ポートマンがマイティ・ソーとして登場する。「ロキ」の時間軸と何か関係があるのか否か注目だ。


“在り続ける者”


ロキとシルヴィが「シタデル」と呼ばれる砦で出会う、神聖時間軸の管理者でTVAの黒幕ともいえる存在、“在り続ける者”(ジョナサン・メジャース)は31世紀の地球でマルチバースの存在に気づいた科学者。2023年2月17日全米公開予定『アントマン』第3作目に登場する、征服者カーンの変異体とされる。コミックでは『ファンタスティック・フォー』にも関わりがある人物。

「ロキ」はシーズン2が決定しており、メビウス(オーウェン・ウィルソン)やラヴォーナ・レンスレイヤー(ググ・バサ=ロー)が続投する。


★アベンジャーズを辞めたい男が後継者と出会う?「ホークアイ」



ホークアイ/クリント・バートン


S.H.I.E.L.D.のエージェントでアベンジャーズのオリジナルメンバー、ホークアイ(ジェレミー・レナー)。これまで何度もアベンジャーズ引退を考えてきた彼は、クリスマスシーズンに家族と過ごすことを約束していたはずが、ローニンと呼ばれ闇の稼業を引き受けていたころの因縁と対峙する。ケイト・ビショップを相棒(後継者?)として認める。妻ローラ(リンダ・カーデリーニ)もS.H.I.E.L.D.のエージェントだったことが明かされた。


ケイト・ビショップ/2代目ホークアイ?


ヘイリー・スタインフェルド

『アベンジャーズ』でニューヨークが襲われて以来、ホークアイに憧れている若き弓の名手ケイト・ビショップ(ヘイリー・スタインフェルド)。ホークアイに半ば強引に弟子入りした、エネルギーに満ち溢れた次世代ヒーローながら、母エレノアが大物ギャングのキングピンと繋がっていたことにはショックを受ける。ホークアイを狙うエレーナとは不思議な友情関係(?)を築く。


エレーナ/2代目ブラック・ウィドウ?


フローレンス・ピュー

『ブラック・ウィドウ』で活躍したエレーナ(フローレンス・ピュー)は、エレノア→ヴァルの依頼を受けてホークアイを暗殺しようとするが、ナターシャの最期を知って和解。エレーナとケイトのタッグは誰もが望んでいるはず。

なお、「Marvelデアデビル」のヴィラン、キングピン(ヴィンセント・ドノフリオ)が登場! 父親を殺したキングピンによって育てられた聴覚障がいを持つエコー/マヤ(アラクア・コックス)が主人公の「ECHO/エコー」(原題)も準備されている。「Marvelデアデビル」とも関わってきそうな予感大。

★全く新しい多面的ヒーロー「ムーンナイト」



マーク・スペクター/スティーヴン・グラント/ムーンナイト


「ムーンナイト」

アベンジャーズでもなく、これまでのMCUにも登場していない新キャラクターのドラマで、児童虐待のトラウマから複数の人格が生まれ解離性同一症となったマーク/スティーヴン(オスカー・アイザック)が主人公。エジプト神話に登場するコンスのアバターとなった彼らは、自分の過去と向き合う。アドベンチャーアクション、ホラー、サスペンスと、最もシリアスでジャンルレスなドラマになっている。

最終話の配信は『ドクター・ストレンジ/MoM』公開日と同じであり、どんな結末、そしてMCUとの繋がりが用意されているのか引き続き注目だ。


Disney+公式サイトはこちら

★キャプテン・マーベルに憧れるムスリムの女子高校生「ミズ・マーベル」



カマラ・カーン/ミズ・マーベル


「ミズ・マーベル」

アベンジャーズの大ファンであるパキスタン系アメリカ人の高校生カマラ(イマン・ヴェラーニ)が新ヒーローに。キャプテン・マーベル、モニカ・ランボーらが登場する『The Marvels』(原題)に参加予定。6月8日(水)より配信開始。

なお、2022年内配信「シー・ハルク」(原題/SHE HULK)はシー・ハルク/弁護士ジェニファー・ウォルターズ(タチアナ・マズラニー)が主人公で、ハルク(マーク・ラファロ)などマーベルのキャラクターが登場する。「アイアンハート」(原題/IRONHEART)の天才発明家リリ・ウィリアムズ(ドミニク・ソーン)は、シュリ(レティーシャ・ライト)、ナキア(ルピタ・ニョンゴ)、オコエ(ダナイ・グリラ)らが再集結する『Black Panther: Wakanda Forever』(原題/11月11日全米公開)に登場することが分かっている。


※「Marvelデアデビル」などもディズニープラスで配信!?


『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に弁護士マット・マードック(チャーリー・コックス)としてカメオ出演を果たしたデアデビル。「Marvelデアデビル」をはじめ「Marvelジェシカ・ジョーンズ」「Marvelルーク・ケイジ」「Marvelパニッシャー」「Marvelアイアン・フィスト」「Marvelザ・ディフェンダーズ」はNetflixから引き上げられ、ディズニープラスのアメリカ、カナダ、イギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランドでは3月より配信開始。日本でもいずれ配信されるだろう。


※MCU初のアニメシリーズ「ホワット・イフ…?」


アニメシリーズだが、マルチバースや別の時間軸を思わせる“もしもの物語”を描いている。ペギー・カーターが超人血清を投与されキャプテン・アメリカになったり、ブラックパンサーことティ・チャラがヨンドゥ率いる“ラヴェジャーズ”の一員になっていたり、まったく別人のようなドクター・ストレンジが登場するエピソードも! シーズン2が決定している。

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は5月4日(水・祝)より公開。

《上原礼子》

「好き」が増え続けるライター 上原礼子

出版社、編集プロダクションにて情報誌・女性誌ほか、看護専門誌の映画欄を長年担当。海外ドラマ・韓国ドラマ・K-POPなどにもハマり、ご縁あって「好き」を書くことに。ポン・ジュノ監督の言葉どおり「字幕の1インチ」を超えていくことが楽しい。保護猫の執事。LGBTQ+ Ally。レイア姫は永遠の心のヒーロー。

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