ミニスカートを流行させ、世界に革命を起こした伝説のデザイナー、マリー・クワントを描くファッション・ドキュメンタリー映画『マリー・クワント スウィンギング・ロンドンの伝説』(原題:QUANT)の日本公開が決定した。
第二次世界大戦後、戦争の爪痕と階級差別が残るロンドンで若者たちは自由を求めていた。フランスのオートクチュール発の優雅で女らしいファッションに窮屈さを感じていたマリー・クワントは、1955年に自分が着たい服をクリエイトしたロンドン初のブティック《BAZAAR》をチェルシーのキングス・ロードにオープン。開店直後から服は奪い合いになり、60年代初めにはミニスカートが世界中で大ブームを巻き起こした。
若い女性の“ほしい”に敏感なマリーを支えたのは、夫のアレキサンダーと友人のアーチー。ブランドアイコンのデイジーはファッションから下着、メイク、インテリアと生活に広がり続け、3人はファッションビジネスの新機軸を打ち出していく――。
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1960年代、ファッションや音楽など、世界中の若者を熱狂させたロンドン発のカルチャー《スウィンギング・ロンドン》。マリー・クワントは、その中心人物とも言える伝説のデザイナー。その知られざる素顔とデザインの秘密に迫ったのが本作だ。監督を務めたのは、ファッショニスタとしても知られるロンドン出身の女優サディ・フロスト。ケイト・モス、ヴィヴィアン・ウェストウッドらも出演し、当時の熱狂を知る関係者へのインタビューとアーカイブで紐解いていく。
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併せて公開されたポスタービジュアルは、「世界のファッションを塗り替えた革命は、チェルシーの小さなショップから始まった――。」というキャッチコピーとともに、マリー・クワントと、夫であり、彼女の事業を支え続けたパートナー、アレキサンダー・プランケット・グリーンを捉えた写真と、「マリークヮント」ブランドのアイコン、デイジーがデザインされている。
なお、Bunkamuraザ・ミュージアムでは、映画公開日より「マリー・クワント展」も開催される。
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『マリー・クワント スウィンギング・ロンドンの伝説』は11月26日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。
「マリー・クワント展」は11月26日(土)~2023年1月29日(日)Bunkamura ザ・ミュージアム(東京・渋谷)にて開催。