のん、門脇麦、大島優子が共演し、高橋ツトムの代表作「スカイハイ」のスピンオフ作品を映画化した『天間荘の三姉妹』。今回は、本作で水族館に務めるイルカトレーナー・早乙女海斗役を演じる若手実力派俳優、萩原利久に注目した。
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現在放送中の日本テレビ系日曜ドラマ「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」の明智光秀役で活躍中の萩原さん。2008年にデビューを果たし、2012年に放送されたドラマ「運命の人」で菅田将暉の弟役を演じたことが大きな転機となり、俳優として本格的に活動をスタートさせる。
主な出演作は、映画では『花束みたいな恋をした』をはじめ『牛首村』『十二人の死にたい子どもたち』『あゝ、荒野 前/後篇』『帝一の國』など話題作に出演。ドラマでも、YTV・NTV「探偵が早すぎる~春のトリック返し祭り~」や、NHK連続テレビ小説「エール」、NTV「3年A組ー今から皆さんは、人質ですー」など、様々な作品に出演してきた。
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特にMBS「美しい彼」は、優秀番組に贈られる第59回ギャラクシー賞のマイベストTV賞第16回グランプリを受賞。Netflixで配信された本作は、アジアを中心とする海外でも注目を集め、映画化も決定。今後ますますの活躍が期待されている。
そんな萩原さんは本作『天間荘の三姉妹』では、舞台である三ツ瀬の街の水族館に務めるイルカトレーナー・早乙女海斗役を熱演。大切な家族を失うという辛い経験を乗り越え、幼いころに自分のことを可愛がってくれた主人公・たまえ(のん)の姉でありイルカトレーナーの先輩でもある、かなえ(門脇麦)との思い出を胸に精一杯生きる姿を、爽やかにたくましく演じている。
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「とても勘の良い俳優」と北村監督
萩原さんのキャスティングについて、本作のプロデューサー・和田大輔は「幼少期に辛い経験をした海斗が、このように心優しく真っ直ぐに育っていてくれたらいいなという願いとイメージが萩原さんにぴったりだったためオファーしました」とコメント。
北村龍平監督は、そんな萩原さんに対し「出番は少ないながらもとても重要な役柄を、実に繊細に演じてくれました。とても勘の良い俳優さんだなという印象です。本人もとても謙虚で素直で礼儀正しい、今時の若者には珍しいほどの超好青年でした」と本作での演技だけでなく、人柄についても惜しみない賛辞を贈っている。
その繊細な演技と確かな存在感で観客を魅了する萩原さんに注目だ。
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『天間荘の三姉妹』は10月28日(金)より全国にて公開。