役所広司が主演を務め、菅田将暉、森七菜、坂井真紀、田中泯といった名優たちが集う『銀河鉄道の父』の公開日が2023年5月5日(金・祝)に決定し、本作の魅力がつまった特報映像が解禁された。
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日本のみならず世界中の“人の心”に生き続ける宮沢賢治の没後90年となる2023年(1896年8月27日生―1933年9月21日没)。本作は、門井慶喜が大量の宮沢賢治資料の中から父・政次郎について書かれた資料をかき集め、究極の家族愛を描いた、第158回直木賞受賞の傑作を映画化。監督は『ソロモンの偽証』『いのちの停車場』など日本中に感動を巻き起こし、ヒット作品を生み出してきた成島出が務める。
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この度解禁となった特報は、暗闇を走る汽車の中で「宮沢賢治の父、政次郎でございます」という政次郎(役所さん)の自己紹介から始まる。その後、「賢治、ただいま帰りました!」と純粋さ溢れる賢治(菅田さん)の帰宅シーン、宮沢家それぞれの紹介へと続く。
「賢治の世話は私がする」と政次郎が割烹着をまとい、賢治が「じゃじゃ!?」と驚くカットが壮大な音楽とともにテンポ良く流れ、「明日から家業の修行さ励め」と父親らしく賢治に言い渡す政次郎に対し、「イヤです」と切り返す賢治。
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「え!?」という政次郎の驚きもつかの間、賢治は「俺はエマーソンやベルクソン、ツルゲーネフやトルストイの本を読んで勉強しました…」と語り出し、「うるせぇ、うるせぇ、ああああ、うるせぇ!」と政次郎はうんざりするという、思わず笑みがこぼれてしまうような親子のやり取りが繰り広げられる。
ラストは、「このバカ息子!でもラブだ!超マジだ!」という一筋縄ではいかない親子関係、宮沢家を包み込む愛、ぶつかり合いながらも支え合う家族愛が伝わってくるコピーが印象的な特報映像となっている。
『銀河鉄道の父』は2023年5月5日(金・祝)より全国にて公開。